小１から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。 志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で４０年の実績。 ▶ 個別指導のオンライン作文

昨日2426 今日2014 合計54350□

　　　ほんやくスゴーイ！　　　ファラオ

「よっし！はじめるか。」
　とわたしの母がさけんだ。
　私の母はほんやくの、仕事をしている。ほんやくとは、日本語を英語に直したり英語を、日本語に直したりすることだ。
　母はまだわたしが三年生になるころまでは、会社で働いていた。毎日帰りが七時になることが多かった。なので、妹も、保育園から七時にかえってくる。だからいつもねるのが十一時近くになっていて、ねぶそくになっていた。
　でも今は仕事はほんやくに変わった。わけはわたしがまだ小さいのに留守番を何度もさせたらカワイソウだからだ。あとはほんやくの仕事をしてみたかったから、という二つの理由があったからだ。それでその仕事をはじめたのは去年のことだ。母が毎日家にいてくれるので友達と遊ぶことが出来た。わたしは前と比べてまるで天国にいるみたいだった。
　でも、そうしていると一つ難点があった。夜は母が一時近まで仕事をしているので、母といっしょに寝ることが出来ない。妹は大人がいると一秒でねてしまうけど、私と二人だとなんかいも、
「ねないといけないよ」
と言ってもなかなか目を閉じないで目がパッチリあいていて、私が作り話をするとなんとかねることが出来るのだ。
　ほんやくにもちゃんと学校というものがある。四年生の時は木曜日だったが、一個級があがって金曜日になった。母は十二時半に出て五時くらいに帰ってくる。まアーあまり長くないが宿題は、たーっぷり出るらしい。でも休みは、とても長い。たとえば、夏休みは八月の中から十月の中までで二ヶ月ほどある。だからとてもらくー・・・とはいえないのだ。そのかわりに電話で、
「やってくれませんか？」
と、仕事の電話がかかってくる。お金をもらうためやらなくてはならないが、とってもいやなことが最近あった。
　いつものように電話がかかってきた。それで、
「すみません。四ページあるんですがやってくれませんか？」
と言われた。母は、
「はい・・・分かりました。」
と引き受けた。それで少したって送られてきたそのしゅんかん
「すごーい多い！」
とみんなは異口同音に言った。四ページどころか三十ページもあるのだ。母はプリプリ（おこってる）しながら仕事の人に電話した。やめようと思ったけどもうおそかった。なので母は一日中やってみごとに終わった。でも終わったあとの母の顔はしわしわのおばあさんのような顔だった。
　でも母がいると時々つまらない時がある。一人でるすばんをしていると好きな時間にテレビを見ること出来たが今は見られないので、とてもつまらないのだ。でも少しでもいない時ははテレビをつけて見てカギをかける音がしたらプッチンときってだましているのだ。でもその日に「ビデオ見ていてもいいよ。」と言われたら、もう一日中見ているのだ。
　私はどんな人でもあこがれややりたい仕事がたくさんあることが分かった。私は母によく英語の発音を直されるがそれもそのおかげなんだなァーと初めて分かった。
　「はあ、終わった。」

　　　講評　　　hota

　長い作文でしたが、がんばってパソコンで清書を送ってくれましたね。清書をパソコンで打ってみると、キーボードの練習や、ローマ字の練習にもなりますね。

　この回の作文も、とてもよく書けていました。私だったら、絶対に入賞にしてあげたいです。５年生になって、感想文が月２回にふえて大変だけど、よくがんばっていますね。この調子で、どんどんいろいろな作文を書いていこうね。