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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ミミズの仕事と化学肥料の働き   えひな

ミミズは土をきれいにしてくれる。ミミズは土を食べる。そして、ミミズがだしたときの土はかわっていてとてもよい黒い土になっている。だが、最近化学肥料を使う人が多くなっている。化学肥料を使うと土が死んでしまい、ミミズがいなくなってしまう。だから、人間は環境のことも考えながら、食物を育てなければいけないと思う。私は、土が死んでしまう化学肥料をあまり使わないほうがよいと思う。
 第一の理由は、悪い土で作られた食物を食べるのは人間にとって悪いと思うからである。例えば、農薬などをまいた食物は人間の体に悪物をいれることと同じなのだ。私の家では家庭菜園をしている。とても小さいが、父が一生懸命作った野菜は化学肥料を使わず、腐葉土など自然からできた土を使っている。だから、店で買うものよりもはるかにおいしい。私はまだ子どもだからそこまで味の違いは分からないが、父や母は「全然違う」と言う。私も大人になったら、自分の家で家庭菜園をしておいしいと思えるような食物を作りたい。
 第二の理由は、土を人間の好きなようにかえてしまうと、生態系をこわしてしまうからである。環境庁が1994年に調べた世界の二酸化炭素排出量の割合は1位アメリカ、2位中国、3位ロシア、4位日本となっている。4位に日本ということは今まさに日本はだんだんと生態系がくずれていっていると思う。だから、化学肥料を使わないということに心がけていけばいいと思う。少しでもよい地球になればと思う。
 たしかに、化学肥料は早くでき、たくさんでき、安い。しかし、ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではないという言葉があるように私は、化学にたよって土をかえしまうことはよくないと思う。

   講評   huzi

 家庭菜園があるのですね。お父さんが育てた野菜を食べられるなんて、いいですね。さて、長文はミミズの話でした。ミミズたちが土を耕し、やわらかくするとは驚きですが、えひなちゃんもミミズが出した細かな粒状の土を見たことはあるかもね。
  要約は、自分の言葉を使って流れよくまとめました。長文をよく理解できていることが、伝わってきます。
  第1の【理由】と第2の【理由】は、第1が人間の周囲を考えたのに対して、第2が視野を地球全体に広げていますね。このような理由づけのしかたができると、意見の幅が広がります。今後もやってみましょう。
 家庭菜園の体験実例に続けて、環境庁の【データ実例】。二酸化炭素の排出量が多い日本。環境の悪化が心配されますね。
 さて、生態系がくずれていっている。と、ありますが、このことと、二酸化炭素排出量のデータとの関係がわかりにくくないでしょうか。排出が多い→工業化により、自然環境が破壊される不安がある→生態系にも影響があるのではないかと、段階的に説明してみるといいですよ。
 【名言引用】に、ロバの言葉を入れたのは、おもしろいなあ。ロバが土で旅が化学肥料だというわけですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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