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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さくても、少なくても……   AZUKI

 「進化論」で有名なダーウィンは『ミミズと土』という書物を著し、多年にわたる研究成果をもとにして、自然の中でミミズが受け持つ役割について詳述し、もしミミズがこの世にいなくなったら植物は滅亡に瀕するだろうと結論している。一グラムの土の中には数千万から数億という数えきれない単細胞やカビが棲息していて、互いに複雑な関係を保っている。自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって、人間としてのつき合い方を選べるものなのだと思わず自分の日常生活をふり返らされたものである。
 中学生の時期はいろいろ脳の成長段階とかなんかで、色々特別な授業があったりする。毛筆、家庭科、美術などは高校生になると選択になってしまう。中学生のうちに色々なことを体験しておくと、それが脳の栄養となって、その後に色々な影響が出るらしい。だから私はほんの少ないことでも、それがとても大切であると思う。(是非の主題)
 第一の理由に、それがどんなに少なくとも、人によっては大きく感じることができるからだ。(複数の理由一)例えば、消しゴムなどを落とした時、友達が拾ってくれたとする。すると常識的に「ありがとう」というだろう。このありがとうは、何人もの友達にいってきたありがとうと同じ、その中の少しのありがとうかも知れない。しかし、相手はその一言で心があったかくなったり、すくなくとも、何もいわれないよりはましに決まっている。大金持ちの少しは、貧乏にとっての大金だったりする。
逆に、すこしだからいいか、と思った出来心が大きくなってしまうケースもある。長電話の迷惑、大声でしゃべる……これならまだいいほうだ。万引き、自転車を盗む、いじめ……特にいじめは、最近騒がれている様に、自殺に繋がってしまうこともある。こんな恐ろしいことが起こってしまったりする。このようにいくらすこし、といっても、馬鹿にできないものがある。
 第二の理由に、その少しが積み重なれば、大きなものになるからだ。(複数の理由二)少しの時間——例えば電車の中とか、友達とかと待ち合わせるとか——に本を読んだとする。この場合、いくら少しの時間といえども、繰り返していれば、必ず本は読み終わる。塵も積もれば山となる、ということだ。
 確かに、大きいものも大切だ。(反対意見への理解)勉強が好きではないという子供が73.5%いる世の中だ。(データ実例)ドンとまとめてやったしまった方がよいのかも知れない。しかし、「子供は大人を小さくしたまのではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言にもあるように、どんなに少なくても、それにはちゃんとした意味というものがあるのだ。(名言の引用)
 だから私はほんの少ないことでも、それがとても大切であると思う。(是非の主題)

   講評   miri


 流れはだいたいよいでしょう。理由もよく考えています。
最後の段落、データ、名言ともに使えていますが、まとめかたに一工夫しましょう。「ドンとまとめて」の部分、もう少しわかりやすく。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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