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　　　僕が使っている電車　　　本因坊

　ガタ、シュー。（書き出しの工夫）
　洋光台ー、洋光台です。ご乗車、ありがとうございます。二番線の、ドアが閉まります。ご注意ください。
　洋光台を発車しました。僕は、毎日京浜東北・根岸線の、横浜〜洋光台を利用しています。とても便利なのですが、不便な面も、たくさんあります。それは、すぐに人身事故や、車両点検、信号トラブルなどで、電車が止まってしまうからです。一年生の時は、何線に乗り換えればいいのか、どこから乗るのか、全く分かりませんでした。
　そんなに大した事故ではなくても、やはり、最低十分は、必ず止まったり遅れたりします。そんな時、本当に便利なのか、それとも便利ではないのか、考えることがあります。　振替輸送。僕はこの手を使って、そういう時の処置を素早くします。自分一人でも、友達がいても。
　僕が振替輸送でよく使うのは、京浜急行。めったに止まらないので、便利なのですが、振替輸送の時、ホームから車内に入ると、ぎゅうぎゅうづめ。立っているのがやっとです。でも、そういう風に、電車が止まる時って、普通だと約二十分のところ、電車が止まって、振替輸送の時は、三十分から四十分もの時間がかかります。こんな事がしょっちゅうあります。
　この様子は、まるでビールビンが、詰めてあるようです。（まるで　よう）
　この話は、父から聞いた話です。父の会社は、東京の一つ向こうの駅神田にあります。そこから、最終便に乗って、帰ってきましたが、それは桜木町行き（洋光台の七つ手前の駅）で、そこから歩いて帰ることにしたらしいです。桜木町にいた時は、まだ、一時ぐらいでしたが、家に着いたときは、五時になっていて、もう、日が出ていた、というらしいです。（前　聞）僕はそれを聞いた時、思わず、吹いてしまいました。とても面白かったのです。（です）
　電車に乗っている時、僕は、友達と話したり、窓の外を見ながら、ボーっとしたりします。
　僕は、京浜東北・根岸線は、便利ではある、と思っています。よく止まるところを直したりすると、もっと便利になる、と、心の中で思った。（心）
　今日も、電車は止まっている。（動作の結び）






振替に使う電車

洋光台→江ノ電バス　上大岡から京浜急行
新杉田→徒歩数分　杉田から京浜急行
磯　子→新杉田に戻り、そこから京浜急行
根　岸→新杉田に戻り、そこから京浜急行
山　手→石川町まで行き、そこから（元町・中華街まで歩く）みなとみらい線
石川町→元町・中華街まで歩き、そこからみなとみらい線
関　内→市営地下鉄乗り換え
桜木町→市営地下鉄乗り換え

　　　講評　　　nane

　今日は敬体で書いたね。しばらく書きにくいかもしれないけど、４年生までは敬体の練習で、５年生から常体の練習。というのは、５年生から、書く内容が難しくなるから。
　お父さんに聞いた話が面白い。歩いて帰るうちに朝になったというのがすごい。こういう取材をしてくると、作文の幅が広がる。また、こういう話は、これから難しい説明文を書くときにも、実例としていかせることが多い。これからもいろいろな話を聞いてこよう。
　結びの工夫は難しかった。でも、こんな感じでＯＫ。「ガタ、シュー。今日も電車は走っていく」の方がいいかな。
　振替に使う電車のリストは、本因坊君らしい。データがしっかりしているね。