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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   調べることの大切さ   サニー

  科学的態度。それは、まず物を見ることから始まる。普段良く見ていれば、何かふに落ちないことがあった時、「はてな。」「変だな」と不思議に思うことが出来る。その不思議に思うことが大切だ。例えばタイは赤いと思われているが、実際に良く見てみると紫色に近い。先入観にとらわれず、物をよく見て不思議に思った時、すぐに実験したり、調べたりすることが大事だ。科学的態度とは、疑問を実験や調査によって解決しようとする態度である。  (要約)
 僕が、不思議に思った事は、よく小さい子供が親に聞く、「空はなぜ青いの」と言う事だ。そこで、家にある「パパが教える科学の授業(もりした・著)」と言う本を見てみた。少し話は長くなるが、その答えは、次のようだった。太陽の光は虹の7色全部が混ざって出来ていて、太陽から来る7色の光が空気の中で跳ね返っている。7色の中でも紫が一番跳ね返りやすいが、紫は最初に空気にいっぱい跳ね返されてまた宇宙にほとんど飛んでいってしまう。ところが紫の次に跳ね返りやすい色が青だ。青が最初に空気にぶつかった時、だいたいは宇宙に跳ね返されるが、少しだけ空気を通り過ぎて地上にやってくる。そして、その太陽から来た青色の光が空気中で跳ね返って、宇宙のほうに向かって、それがまた空気の中で跳ね返って地上にやって来る。空気の中では青が一番空気の中で跳ね返りやすい。そんな青い光をいっぱい跳ね返してくる空の空気を見ているから、空は青に見えるということだった。
 母に、
「何か前の話や、聞いた話ない?」
と聞いたら、僕の文章を見て、
「思い出した!」
と言った。その内容は、次のような事だった。
「昔の日本人は、虹を、六色と考えていたんだって。その理由は、緑色と言う概念は、当時の日本人には無かったからだよ。それで、今でも、実際は緑信号を青信号、緑の蛇を青ダイショウなどと言って、その文化の名残を残しているんだよ。このことから、当時の日本人は実際に科学的な目で見れば青色と緑色の違いはわかっていたはずなのに、文化の中できめつけがおきてしまい、緑色という概念を直視しないまま、その違いを科学的に判別していなかったという事がわかると思うよ。」
という話だった。
 このように、何か、不思議に思ったら、そのままに放っておかないで、実験したり調べたりしてみることが大切だということが解った。僕も、これからは、「百聞は一見にしかず」と言うことわざにもあるように、不思議に思ったら、面倒くさがらずに、家にある広辞林で調べたり、インターネットで調べるようにしたい。

   講評   komiko

 サニーくん、こんにちは!今週も、じっくりと時間をかけて、しっかりと考えてくれましたね。

 「要約」は、自分で工夫して、不自然にならないようにまとめることができましたね。本文の最後に(要約)も忘れずに入れることができました、さすがです。ただし、「先入観」という言葉は、本文中にない言葉だったので「習慣的な考え」などに差しかえておくといいですね。
 「自分らしい体験実例」では、アリの行列の話ではなく、「空はなぜ青いの?」という疑問について書いてくれましたね。よくわかる説明が引用できていましたが、これがわかったときに、サニーくんはどう思ったかな?そして、もう少し小さいときに同じ質問をしたときに、お父さまお母さまから、どんな答えが返ってきたかな?そういう「会話」や「思ったこと」が入れられると、もっとサニーくんらしい体験実例になりますよ!

 「聞いた話」では、昔日本人が緑色の概念をもっていなかったというお話を聞けたのですね。「当時の日本人は実際に科学的な目で見れば青色と緑色の違いはわかっていたはずなのに、文化の中できめつけがおきてしまい、緑色という概念を直視しないまま、その違いを科学的に判別していなかったことがわかる。」と、お母さまが教えてくれたことを、しっかりと書くことができましたね。「決める」「起きる」など習った漢字の入力にも気をつけましょうね!

 「わかったこと」では、「何か、不思議に思ったら、そのままに放っておかないで、実験したり調べたりしてみることが大切だということが解った。」と、まとめることができましたね。そのあとに「百聞は一見にしかず」という「ことわざの引用」から「不思議と思ったら、面倒くさがらずに、家にある広辞林で調べたり、インターネットで調べるようにしたい。」と「これからの決意」につなげることができましたね。よく考えられました。大事なポイントを、今回もしっかりと全部入れられました。もちろん字数もクリアできています。こうして毎週毎週の作文の積み重ねが、サニーくんの表現力をじっくりと養っていくのです、色んな課題に出会うでしょうが、この調子でがんばっていきましょうね!


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