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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   誰もがよく知っている(感)   べっきー

 年寄りが行けるような身近な所に、薪採りのできる林があり、また、家のすぐそばには洗濯のできるきれいな小川が流れているといった、この素朴な集落の光景は、日本人にとっての一つの原風景といってもよいだろう。ここでは、集落をとりまく山麓の森林は薪炭材、日用材や農用材のほか、緑肥、木の実、山菜から家畜飼料などに至るまで、さまざまな生活資源を引き出せる宝の山であり、また、そこから流れ出す川は、良質な生活用水を供給する母なる川だったのだ。鎮守の森は、村人の信仰の場であると同時に、里山のなかに巧みに織り込まれた、今でいえば保存林にあたる聖域でもあった。
 この長文はおそらく一言で言えば、自然が大事だといいたいのだろう。森があって、その上に雨が降れば川に流される。森を破壊し、都会にしてまた同じような大雨が降れば川がないので洪水になってしまう。その上、地球温暖化を防いでくれる木がなくなってしまうのでどんどん温暖化が進んでしまう。その結果、今は人間はやっとそのことに気づき、この破壊された環境を治そう、温暖化が進まないようにしようとしている。人間は破壊する力とそれを治す力を持っている。
 私の住んでいるところは都会なので鎮守の森は近くでは見られない。この長文を読むまで鎮守の森とは見たことも聞いたこともなかった。鎮守の森には神が宿っているらしい。まるで珍しい生物でもいるようだ。でも鎮守の森は地球温暖化や洪水を防ぐところでもあるのでとても貴重な存在だ。今は暮らしは不便にならないけれど地球温暖化も進まないやり方も考えて欲しいなと思った。
 人間にとって自然とはとても貴重な存在である。自然がないと動物が死ぬ。その動物を食べる生き物も次々と減ってしまう。こうして動物は次々と滅びていく。しまいには人間まで死んでしまうことになることがわかった。

   講評   nara

 要約の後に書いてくれた「おそらく一言で言えば、自然が大事だといいたいのだろう」というところ、ここはいいね。長い難しい文章でも、具体例や状況説明などと削っていくと、筆者の主張がはっきり見えてくる。「一言で言えばどういうことか?」と考えながら長文を読んでいくのは、的を絞ったいい読み方だね。
 長文に「鎮守の森は、環境保全の急所」というような説明があったね。急所というのは、命に関わる大切なところ。そこを突いたり、痛めたりすると、たいへんなことになる。「いじるな・さわるな・手を出すな」というようなところが、鎮守の森なのだね。不思議なのは、昔の人は、パソコンも持っていないし、数値データの記録もない。どうして、そこが「環境保全の急所」であるとわかっていたのだろう。ベッキーちゃんはどうしてだと思う? 一つは、昔の人たちは、直接自然と関わっていて、自分の目でよく観察していたからではないかと、考えられるかな。
 今、地球環境が悪化してきていると、いろいろなところで報じられている。私たちは風邪をひいたら、風邪薬を飲んで治そうとする。だけれど、普段から、風邪をひかないように心がけることも大切だ。同じことが、地球環境にも言えるのかもね。
 最後の段落で、「他の動物」の話が出てきたけれど、前の段落とのつながりがわかりにくいかな。ここまでに「動物」の話は出ていないものね。「人間は(自然を)破壊する力と治す力を持っている」というすごくいい意見が中ほどにあるので、ここをまとめの段落にも使うといいと思うよ。

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