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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   MILK   JOKER

 虎の威を借る狐。スネオが良い例だと思う。金持ちであることを自慢し、権力者であるかのように偉そうな態度を取る。しかし、実際は狐である。強い者の後ろに隠れ、あたかも自分は強力だと見せているだけだ。ここでスネオは「偉い」等と思わずに腰が低ければいい人なのに…。スネオのように、今現在に満足してしまっていると、成長が止まってしまう。今後スキルアップが出来なくなってしまうのだ。そこで私は、いつまでも成長を続けていくべきだと思った。
 そう思った理由として、以前こんな話を聞いたからだ。サボテンに傷が付くと、そこから新しいサボテンが出来る。それがどんどん成長して、失敗した歪なパンのような(笑)形になるというものだ。私は、サボテンは最終的には花のように枯れて、一生を終えると勝手に思っていた。しかし、本当の姿は綿毛や向日葵のように、どんどん仲間を増やす植物だった。この話から、あんなに小さい体で、いつまでも生きて成長しようという熱い気持ちが伝わってきた。その不思議さと強さに心を打たれたので、どんどん成長はしていくものだと思ったのである。
 確かに、ある程度の所で見切りをつけることも必要だ。しかし、亀は歩みが遅いだけではなく、景色を楽しんでいるのである。背を伸ばすために毎日牛乳を飲むこと。幼い頃は、どんな小さなことを大きく、上に、伸ばそうと頑張っていた。だが今はどうだろう。努力をせず、楽に出来る道ばかり進んでしまってはいないだろうか。そんなことをするのではなく、あの時のように成長しようという気持ちを忘れずに、満足をすることをもう少し待てるような大人になるべきだ。

   講評   nane

 前向きの作文。
 サボテンの話はいい例。生き物は、どんな環境でも精一杯に生きようとしている。人間は、世の中を恨んだり不運を嘆いたりすることがあるが、人間以外の生物は与えられた条件で淡々とベストを尽くす。
 こういう生き方を参考にしたいね。
 「亀は景色を楽しんでいる」は、ことわざの加工。いいセンスだね。


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