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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   清書   くろーばー

『ああすれば、こうなる』が他の社会では、時間の変質がある。時間は過去・現在・未来に三分割されるが、現在と言う言葉の意味はすなわち『予定された未来』、あえて言うなら手帳に書かれた予定を示すものだ。予定がある、という事は現在を強く拘束するのだ。だが、当然のことだが私達がどの段階でどれだけ年老い、どのような病に掛かって、いつ死ぬかは手帳に書いていない。それこそが『真の未来』なのである。そして、今を生きると言う事は真の未来を生きることにつながってゆくのだ。私は、今を未来のためだけに生きるのではなく、現在のこの瞬間を大事にすることが大切だと思う。
 その理由は第一に、未来のことばかり考えても実際はその計画通りにならないかもしれないからだ。私もある時親にこう聞いたことがある。『小学生が中学受験する時はその中学のために、中学生の時は高校のために、やっと高校に入れば良い大学に行くために、そして見事大学に受かれば良い会社に就職するために、ってずっと続くの?』と。確かにそれは当時小学生だった私にも思えた素朴な『疑問』だったのかもしれない。ただ、そう考えられると言う事はそれが今の若者たちの間で定着しているのが当たり前になっている、という事だ。だが、色々な本を読んでいると、ある子供の親が何が何でも賢い子に育てたいあまりに幼稚園から塾に入れた。そして小学校・中学校と受験させたが結局どこも落ちてしまって、期待しすぎたおかげでそれまではたいてきたお金が全くの無駄になった、という話もあった。その他には、友達とディズニーシーに行ったとき色々と『最初にあのファストパスを取って、○○ちゃんへのお土産を買い、その後・・・』などと計画を立てていた。だが、いざ当日となるととても混んでいて、計画通りに行動できずに終わってしまった(~_~;)。それはそれで楽しかったし、いちいち『早く決めないと何々に間に合わない〜』とイライラする事も無く二人ともご機嫌で楽しめた。
 理由その二は、未来のために今を犠牲にしすぎると無意味な人生になってしまうからだ。なんだが哲学者の様な話になっているが、未来のことを考えすぎて今やっている楽しいことや好きなこと、趣味などを超犠牲にしてまで勉強したり、学習しなくてはならない人生など意味が無いと思う。それによってストレスを溜め込みすぎるといつかマグマの様に爆発するだろう。データ実例にあるが、十代男女のストレス解消法は一位がカラオケだ。大声で大好きな歌を熱唱すればそれまでの苛立ちも多少和らぐのだろう。塾に通っている子も多い。それはかなりの拘束された未来への道しるべなのだろう。例えば私なら・・・バレエを休んでまでテスト勉強に専念し、一生懸命内申点を上げて高校に受かっても何の特になるのだろう。きっとバレエを犠牲にした後悔でいっぱいになるだけだろう。
 確かにあまりに行き当たりばったりな人生も考え物だ。だがしかし、人が旅行するのは、到着するためではなく旅行するためである、と言う名言があるように『今』のこの時間を懸命に生きる事が一番大切なのだ。だがら私は、自分らしい生き方・人生を作り上げていくように生きて生きたい、と思っている。

   講評   kirara

 不安定な天候が続いていますが、体調をくずさないでね。
 12.1週は進級テスト。しっかり準備をしておきましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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