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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「言葉の力」   ジョニー

 私たちは、「手をあげよう」と思えば手があげられます。しかし、意志さえ強ければなんでもできるというわけではありません。泳げない人が「絶対に泳いでみせる」と力んでも泳げません。つまり、泳いだという経験があって、それと「泳ぐ」ということばが結びついていなければなりません。逆に「失敗するかもしれない。」という言葉を考えると、本当に失敗してしまいます。私たちはたえず自己暗示によって行動しているのです。(要約)
 確かに、言葉にプラスの影響を受けることはある。例えば、ぼくは中学の定期テスト前の放課にとても緊張するので、いつも「人事を尽くして天命を待つ」と心の中でつぶやいて、心を落ち着かせ、緊張を和らげる。また、水泳部で、泳ぐのがいつも遅れている人に「頑張れ」とか「ラスト5メートルだよ」とか皆で声をかけて励ましあっている。そうする事で、泳ぐのが遅い人も一生懸命頑張る事ができる。このように人を励ますような言葉をかけあうのは、お互いの成長にとって大切であり、人間関係を円滑にする為にも、とても良いことだと思う。
 しかし、逆に言葉が行動のブレーキになることもある。桃太郎は、自信満々に「鬼の征伐に行きましょう」といって、弱音をはかなかったので、きじや猿はついて行ったのだと思う。また、ドロシーローノルト著の『子供が育つ魔法の言葉』という本の中に「けなされて育つと、子供は、人をけなすようになる。誉めてあげれば、子供は、明るい子に育つ。」という一文がある。親の一言一言が、子供に大きな影響を与えるということで、どういう言葉をかけるかによって、子供の成長に良くも悪くも大きく影響してくる事がわかる。
 このように、言葉には大きな力がある。だから、大切な事は、相手の立場にたって言葉をかける事だと思う。「言葉には魂が宿る」という名言があるように、言葉をかけるときに相手の気持ちを意識することは大切なことだと思う。

   講評   inoko

 ジョニー君、こんにちは。
普段何気なく発している様々な言葉。しかし、言葉には大きな力があります。人を勇気づけたり、安心させたりすることもあれば、逆に人を傷つけてしまうこともあります。最近、大きな社会問題となっているいじめの問題でも、立った一つの言葉が凶器となり得るのです。コミュニケーションの手段である言葉が、悪い作用しか持たなくならないよう、言葉の力と意味をしっかりと考えなければなりませんね。
☆ 「子供が育つ魔法の言葉」は、ぴったりの引用例でした。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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