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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉の中の感情   ビーバー

 たとえばその国で一般にそう呼ばれているように「トン・シァオピン」と書くとどこか不安なのに、漢字で書いて、トー・ショーヘーと読めば、普通の日本人は安心するだろう。この安心感は、音はなぞりでしかないのに、漢字はオリジナルで不変だという安心感から来ている。しかしそのオリジナル性は、音のオリジナル性を全く犠牲にした上に成りたった、無努力、横着のオリジナル性である。こういう一面的なオリジナル性の上にできた二つの言語間の交流は、たいていは一方の側の、ときには双方の側からの独善にもとづく、まがいものであるのが普通だ。文化の交流が一方的に統制されたものから相互的で直接的なものへと移ると、ことばは紙から抜け出て音になる。(要約)私は、常に言葉に感情が込められているのを意識できるような人間になりたい。そのための方法は次のとおりだ。
 まずその第一の方法は、相手に好印象を与えられるように相手の名前をすぐに覚えることである。私はなぜか人の名前を覚えるのが早く、なぜか中学校に入学してから一ヶ月経つかどうかのうちにほとんどの先生の名前を覚えてしまった(必要がないと言われればその通りだが)。大してこれが役に立ったわけではないが、早いうちに相手の名前を覚えることは必須だと思う。社会に出て就職すると、必ずその会社にはお得意先というものが存在する。そのお得意先の人の名前はすぐに覚えておかないとまずいだろうし、早めに覚えないと後々自分が困ることになりそうである。このように社会に出ると好感度が高いことが求められるようになるので、相手の名前をすぐに覚えるという能力は大切にするべきだと思う。
 その第二の方法は、国家間でもそれぞれの国家独特の文化などを尊重するようにすることである。リンカーンの伝記には南北戦争の話題はつきものだが、その南北戦争こそが「お互いの文化を尊重する」ことの大切さをよく表していると思う。あの戦争は白人と黒人の戦争だが、白人が黒人を差別し排除をしようとしたことから始まった。ここからもう文化の尊重も何もなくなっていることが分かる。白人が自分勝手にしているようにも聞こえる。この戦争は先にもあげたリンカーンによって終えられたが、人類史上でも忘れてはならない戦争だと私は思う。やはり言葉に対しては人間誰もが敏感なので、その国家の言葉、またそれを含む国家の文化を排除してはならないとも思う。
 確かに、紙の上であれば言葉を考えなくても済むであろうし、その方が事務処理としてはやりやすいはずである。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という言葉に表されるように、言葉に対する感性も自分の心の中の大きな財産の一つだと思うし、私も自分の心の中にそのような感性を持ちたいと思う。また、私は言葉の中に感情があることを忘れないような人間になりたい。紙上での言葉と口頭での言葉は区別し、言葉に感情が込められていることは忘れてはならないとも思う。

   講評   nane

 要約うまい。
 名前を覚えるのが早いというのは、いい特技だね。たぶん、それは将来もずっと役に立つと思うよ。
 リンカーンの実例の引用は、ビーバー君らしい。理想に燃えた立派な人だったから、当時の権力を持っている人から疎んじられて暗殺されたという説がある。しかし、リンカーンの理想は、次第に実現していくのだろうね。
 言葉に愛をというのは抽象的な主題だったけど、自分なりによく消化していることがわかる文章だった。



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