対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2426 今日2270 合計54606
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   勉強のご利益   えてぬ

頑張ることが、大好きな日本人。どんな時にもどんな場所でも努力、勉強となってしまう。こんな言葉はもう聞き飽きた。それでは勉強とはどのような意味を持っているでしょう。勉強を音読みにすると「べんきょう」ですが訓読みにすると「つとめ しいる」と読めます。「つとめる」とは一生懸命にはげむこと、「しいる」とは無理にやらせることといった意味です。だから勉強はいやなニュアンスを秘めているのです。したがって勉強はきらわれています。しかし、勉強に限らなくても嫌なことでもしばらくやっていなかったら無性にやりたくなるものである。そこで目標を決めれば楽しくなるのである。(要約)
 閑話休題、話を戻そう。人間努力勉強もあり、大変だ。ただ勉強は目標に行き着くための手段であり、死に物狂いで頑張っている人だって、例えば受験で合格して、そこで勉強して、また受験して
すごく有名な大学に入ってから、自分の持っている夢に近ずく。などだ。僕の友達は中学に受験して中高一貫校に入るそうだ。そのために遊ぶ時間も削り、身も削り、夢へ大きく踏み出している。僕の目にはまるで一生を賭けているように映る。それこそ執念だ。それにこんなことまで言っている。
「僕の夢は、こんな勉強で終わりはしないさ。そのための受験だから、全然辛くないよ。」
と言っている。僕には目が回りそうだ。今にも倒れそう。本当に恐るべし。才能は努力から生まれるものと本当に実感したものである。すごい人だ。
 前聞いた話では、僕の母も受験には苦労したようである。受験から二十年近く経っていると言うのにまだ言っているのである。その言っていることは何か。それはこうである。
「本当にあれはきつかったし、もう完全に燃焼したよ。もう二度と勉強するかぁ、と何度も思ったよ。夜も朝も変わらない、しかも朝も昼も夕方も夜も地獄だった。死ぬかと思った。ししか地獄から抜け出して天国に言った日はほんとにうれしかったよ。」
と地球へ奇跡的に生還した宇宙飛行士みたいである。物凄い話し方だった。本当に勉強は一見地獄のようだがじつは人を助けるノアの箱舟のようなものだ。こうやって母は大学に、入学したのである。みんなこのように、勉強に助けられている。この壁を乗り越えれば、自分の自信もつく上に、何かが見えてくるはずである。
 勉強は人間にとって夢を叶える為に「つとめ しい」、そしてさいごに「つとめ しい」のぶんが得して帰ってくる薬である。

   講評   miri

 感想文の要ともいうべき「体験実例」がいつもとても充実していますね。今回もお友だち、お母さんの話がじょうずに生かせました。努力とその先にあるものを示して、うまく一般化の主題につなげました。
 須賀君自身はどんなことに努力していきたいですか? そんな話も少し入るとさらによいでしょう。
 
 #近ずく→近づく(近い+つく)

                   

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)