対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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待つのはいや! いへゆ
今日の都市生活に欠かせない行列という社会現象がある。償却がレジで列をつくることが前提にされていることは行列の工業社会的性格を端的にしめている。たとえ需要—供給に顕著な不均衡があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、だれも列をつくって順番を待とうとはしないだろう。さらに、待つということは副次的活動ではありえず、どうしてもその場の「主要関与」にならざるをえないのだ。
私は、行列は反対だ。
第一の理由は、時間のムダだからである。私の学校は食堂がないので冬の間だけパン販売をやっている。いつもすごい人でみんな昼休みのチャイムがなったと同時に教室から飛び出してきてその一点をめがけて走っていく。ちょっとでもタイミングなどが悪いとその日の昼ご飯はなくなってしまう、まるで戦争のような戦いだ。そして30分くらいみんな寒いのに長々と待つ。暇な時はこの戦い楽しむが期末前や宿題などができていない時はとても損した気分になる。
第二の理由は、悪巧みやケンカの発展になってしまうからだ。友達と待っている時、喧嘩になってしまうこともあるし、友情が深まる場合もあるし五分五分だ。けど、私の場合はどっちのパターンになってしまうのであまり待つということは好きではない。一年くらい前、東京ディズニーランドで新しいアトラクションができたというので行ってみたら朝10時だというのに5時間待ちだった。待っている人たちをみてみると、前の人がちょっと目をそらした瞬間にぬかしたり、葉っぱをちぎったり、その辺の物をいじくったりしていたり・・・。いろんなことをしていた。
たしかに、行列はいい面もある。待っている人との新たな関係ができるかもしれないしいい経験になるかもしれない。しかし「正しいものは悩みも多い。」という言葉があるように初めから待つということをやめればなんのトラブルも起きないのである。
講評 huzi
自分の考え方を持ち、ユーモアを交えて表現できる才能が、よくあらわれている作品でした。
来年も、楽しくやって生きましょう。
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