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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   資質の泉   山大

 人は、生まれながらに持っている性質というものがある。しかし、それは努力である程度変える事ができる。また、生まれながらに持っている資質がある。これは、自分の資質がどういうものか中々分からない。資質は、泉のようだと考えれば良い。たとえば、勉強がどうしても嫌いでスポーツが好きな人は、スポーツに自身の標的を掲げて、二度と来ない青春の間にやり抜く目標を定め、ライフルの標準をピタリとに合わせたら良い。生きている意義が実感でき、他人のではない自分自身のこれが生き方だと、自信を持って言える人生を選ぶと、この地球上の一角に、自分自身の爪あとをつけたことになる。
 僕の良い例で、歴史がある。僕は歴史を習い始めた4月の頃には歴史が好きではなかった。石器や土器、稲作などが好きではなかったから、歴史というものは嫌なイメージがついていた。しかし、元寇あたりから、興味を持ち始め、今ではとても楽しくなっている。特に、応仁の乱から、関ヶ原の戦いまで、つまり戦国時代が一番好きだった。平安時代あたりを習う頃から資質の泉を掘り始め、元寇を習い始めるくらいで資質の泉を見つけたということになる。今では織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3冊の伝記を読んでいる、というか読み終わった。姉川の戦いや本能寺の変のビデオも見たし、NHKの大河ドラマ「功名が辻」も関ヶ原の戦いだけは見た。戦国時代ではなくても生類憐れみの令とか、忠臣蔵とかにも興味を持っている。それは、資質の泉、歴史の泉を見つけたから興味を持っているのである。
 僕はついこの前12歳になったばかりである。まだ資質の泉を見つける年ではない。歴史の話をしたが、それは小さな小さな泉だ。本当の泉は中学の3年生くらいで見つけるのが良いのではないか。だから、僕の兄(中学2年生)は、そろそろ探し始めても良い頃だ。兄はバスケをやっているが、それは資質の泉とは言えないだろう。受験勉強で兄は忙しいから、資質の泉を掘り出すのは高校に入ってからかもしれないが、僕は受験が無いので、できれば早く掘り出したい。まるでゲームに熱中するかのように。
 僕は、サッカーの他にゴルフも習っている。ゴルフは始める頃からやる気があったので、掘らないでも泉が出ている状態になっていた。だが、サッカーは、3歳で始めたので、自発的に始めたのではない。だけれども、今ではその「やらせてもらった」サッカーが、とても楽しく、目標はJリーグの川崎フロンターレでプレイする事だ。いまもプレミアリーグ・チェルシーのユニホームを着ている。その3歳の出来事が、僕の夢のかなう第一歩となったら、こんなに嬉しい事は無い。母に泉を掘ってもらったようだ。夢とは人間にとって、資質の泉を必要とするものである。

   講評   nara

 山大君が見つけた泉らしきもの、これが本当の泉かどうか、どのくらい大きな泉なのか? これは掘り続けてこそわかるものだね。1月から始まる大河ドラマもおもしろそうだし、サッカーもチームがレベルアップする。2007年は今まで以上に充実しそうだ!

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