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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    私の素敵なお正月   ベッキぃ

 「おばあちゃんの家に着てから毎日が変わるなあ。」
 私はいつも十二月三十日になると名古屋の祖母の家へいとこたちと一緒に行く。そして、祖母の家に着いたときから日常生活がガラリと変わったようになる。いとこも一緒なのでまるで家族が増えたようだ。行く前はずっと楽しみにしていた。三十日は来たばかりなので特に何もできなかった。三十一日は名古屋から春日井のいとこの家まで少しだけ行き、そのあとは祖母の家で小学二年生の○○や中学二年生の○○と遊んだり、祖母の家にあるゲームをしたりした。祖母の家の近くの公園にも遊びに行った。夜はドラえもんと紅白歌合戦を半分ずつ見て、その後で少し遊んで寝た。普通に自分の家にいるよりずっと楽しかった。
 一月一日。お正月。まず起きて一階に行ってみたらお年玉をもらった。ちなみにお年玉は七千円入っていた。私は朝ごはんを食べたあと坊主めくりと百人一首をした。坊主めくりは最初は弱かったけれどだんだんやっていくうちに強くなってきた。百人一首は○○が読み方が下手だったのでみんなからもっとちゃんとやれと言われていた。そのあとは買い物に出かけた。私はもらったお年玉でとてもおもしろそうなマンガを一冊買って、いとこたちがゲームをやっている間に私はそのマンガを読み、私がゲームをやっている間はいとこがマンガを読んでいた。お昼ごはんはピザをたくさん食べてまた坊主めくりなどをやってまた公園にも行った。たくさん遊んでいたらその日も夜はあっという間に来た。
 一月二日は『ござらっせ』という温泉に行った。温泉はとても広く、洞くつ風呂や露天風呂があった。温泉にゆっくり入ってから出て、料理を食べた。私はお腹いっぱい食べてから祖母の家に帰り、またまた坊主めくりをやった。それからお菓子なども食べた。でも楽しいことの中でも明日帰るのか。と思った。(帰ればまたもとの日常生活に戻ってしまう。でもいつまでもこんな生活でも飽きてしまうから仕方がない。)と思った。
 一月三日。とうとう帰る日が来た。でも祖母の家にいたときはものすごく楽しかった。帰るとき、私の家は祖母の家ととても遠いし、しかも来るまで来ているので朝早くに出なければいけなかった。祖母の作ったお餅をたくさんもらって帰った。みんな祖母うちの前まで見送りに来てくれた。私は来年がとても楽しみになった。
 人間にとって新年を迎えるという事はものすごく楽しいことだ。私は一年の中でお正月が一番楽しみだ。だから祖母の家にもう一泊していきたいと思った。
 「もう一回行きたいなァ。」

   講評   nara

 日常生活は、どちらかというとイベントもなく、淡々としているよね。それに、「勉強しなさい」「テレビやゲームは1日に○分」「マンガよりも本を読みなさい」などなど、いろいろと注文がつけられている。夏休みは長くていいけれど、長いというのは日常に近いということでもあるものね。冬休みは短いけれど、大晦日に正月と集中して楽しいことがある。日常との違いをより強く実感できるね。
 ベッキぃちゃんの感じ方が少し大人っぽくなったなぁと感じたのは、「いつまでもこんな生活でも飽きてしまう」というところだ。小さい子だと、「毎日お正月だったらいいのに!」と単純に思ってしまいそうだよ。つまり、日常があるからこそ、非日常が際立つということだ。毎日がお正月だったら、それはそれでつまらないものになってしまうものね。
 今期から目標字数が1200字になったよ。今回はあと150字くらい増やしたい。これからのベッキぃちゃんの目標は、【一般化の主題】つまり、まとめの部分を長くしてくことにしよう。お正月が楽しみ、ということと、日常とは違うからこそ楽しいということを活かしてみよう。例えば、「もし、お正月の行事や料理などがなく、1月1日もいつもの日曜祝日と変わらないとしたら……」と考えてみてはどうかな。また、「普段と違うからこそ、楽しみも大きい。つまり、正月を楽しむには、普段の淡々とした日常も必要なのだ。」という話を加えてみてもいいと思うよ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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