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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   謙虚と傲慢   あにせ

 私は、どんなことに対しても傲慢になるばかりではなく謙虚になれるような生き方をしたい。
 そのための方法として第一に、傲慢になった時のリスクも考えることだ。人間は、色々なものをコントロールしようとして試行錯誤してきた。農業に関して、虫や病気に強くなるような化学肥料や農薬も開発されている。しかし、確かにそれを使えば虫にも病気にも強くなるかもしれないが他の部分で問題が出てくる。土の中の悪いものを食べてくれるミミズなどの生物が死に、よって土が貧しくなってしまうのだ。そうなってしまうとその先の栽培にも支障をきたしてしまうだろう。また化学肥料などが使われていると、私達消費者もあまり食べたいと思わない。だからせっかく作ったものでもあまり売れなかったりするかもしれない。このように、傲慢になって色々なものを求めすぎても、それに伴って失うもの、リスクも出てきてしまうことをよく理解できるようにしたい。
 また第二の方法として、社会で生きていく中で我慢や自分の感情などを抑えることだ。会社などに勤めれば、どんな所であっても上下関係は生まれてくるものである。そのような環境の中で自分の傲慢な部分を出してばかりいると首を切られることもあるだろう。自分の意志をはっきり伝えることも必要だが時には謙虚な自分になることも大事なのだ。ある人は、謙虚に生活していていい生活を送れたという。傲慢に生きていると何かと揉めることもあるのかもしれない。今の時代の上下関係がある社会でいかにいい生活を送れるかの方法には、謙虚になることもあるのかもしれない。
 確かに、傲慢な部分を出すべき時もある。しかし、「寒さにふるえたものほど太陽の暖かさを感じる」という名言があるように、少しぐらい自分の傲慢な面を抑えて謙虚になるように努めれば人間関係もなにかとうまくいくだろうし、平和に人生を送れるのかもしれない。かと言って自分の感情を抑えすぎては我慢我慢で辛い人生になってしまうかもしれない。だから、その場に応じて臨機応変に対応し、謙虚な心を持つことが大事なのである。私は場面場面でたまには傲慢に、そして謙虚になるべきところでは謙虚になれるような生き方をしたい。

   講評   nane

 書き出しの意見の前に、ひとこと状況実例を入れるとよかったかも。「傲慢ではなく謙虚に」という難しい言葉が突然来ると、やや唐突な感じも。
 清書だから、土の話と会社の話と二つに分けなくてもいいかな。「会社などに勤めれば……」という形で考えるよりも、今の自分の学校の実例で考えた方が、たぶん具体性が増すと思う。
 「場面場面で」というまとめ方は、やや印象が弱い。重点をどちらかに決めておくといいよ。


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