対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自分で作った夕ご飯 あゆ
パチパチパチ。火がもえている。そして火の上には、ぼくが釣り上げたニジマスがいる。
ここは、山の中。ついさっきまで、ぼくは
釣りをしていた。たくさん釣れたので、これから塩焼きにして、家からもってきたおにぎりのおかずにし、家のみんなといっしょに夕ごはんにするのである。
魚が焼けて来た。弟が、「もうやけた?たべてもいい?」と、父に聞き、「いいよ。」とゆう返事を聞き取ッた瞬間、マスを食べ始めた。僕も、父も、母も、先を争って、マスを手にして、がぶっとかぶりつき、「美味しい!」と声を上げた。釣り上げたばかりの新鮮なニジマスは、おにぎりを忘れて丸一匹、マスだけ食べたくなるぐらいおいしかったし、
実際に僕はおにぎりを食べずにマスいっぴきをたべてしまった。
そんなこんなしながら、十匹くらいあったニジマスは、おにぎりといっしょにぼくたちのおなかのなかにすべてしまいこまれた。それでもなんとなくものたりなかった僕と弟は、残ったマスの骨を焼いて、香ばしいせんべいのようになった物を、ガリゴリと噛み砕いて食べておなかを満たした。
食べ終わった後、僕は持ち帰り様の魚を釣るために、釣りの仕掛けにエサをつけて、川に投げ込んだ。うきが水面に浮かび、ツツツツツ・・・・・・と流れ、岩の横を通った瞬間に、うきがプクン!と沈んだ。その瞬間に、ビシッ!とあわせを入れると、グググググングイイイーーーーン!と釣り竿が満月を描き、ゴンゴンゴン!と、手ごたえが伝わってくる。マスの強い引きをかわしながら、少しずつ引っ張ってきて、網でつかまえてみると、かなり大きなマスだった。同じようにして五匹ほど釣りあげてから、釣りざおをしまった。
僕が始めて渓流釣りをした時は,小学校二年生の時。その時は,たった二匹しか釣れなかったけれど今では二十匹ぐらい釣れるようになって、けっこううまくなったかなあと心の中で思った。そのときにつったニジマスが,きょとんと僕を見上げて,まるで「僕,何で釣られちゃったの?」と,問いかけているような気がして,面白かったのを、今でも覚えている。
そうこうしているうちに、日が暮れてきたので,もう帰ることにした。車に荷物を積んで、出発すると,トランクのなかで、マスがばたばたと暴れる音が聞こえてきた。情景の結び
講評 miri
ついに完成しました! 項目もすべて入り、字数も目標を軽くクリアしています。
釣りをしている場面やニジマスの様子の表現は、特にすばらしいですね。情景の結びも完璧です。たいへんよくがんばりました。
ゆう返事→いう返事
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自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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