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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   清書   くろーばー

 例えば新聞や本を読んでいる時に、その文字の間、すなわち行間や余白といったものに関心を寄せたことがあるだろうか。今まで気にしたことも無かった余白は、実は大切な役割を果たしているのかもしれない。余白に書かれていることは目で見えるものではないが、何らかの形で社会に貢献している。文字ばっかりが詰め込まれている新聞を見て、それを読む気になる人がいるだろうか?私は、行間や余白というものにもっと関心を寄せるべきだと思う。
 第一の理由は、行間や余白などの一見何の役にも立っていなさそうなものが意外と重要な役割を果たしていることが度々有るからだ。例えば私の通っている中学校の国語の先生は、授業中に話がそれて別の方向へ行ってしまう事がたまに有る(笑)。いつの間にか子供向けの戦隊モノの話でクラス全体が盛り上がっていた事もある(どうして中一にもなってそんな話題で教師と喋れるのだろう?)。ともかくそのおかげ(?)か先生の授業は人気があるし、そのテンションのままで授業が進むため様々なことを楽しくユニークに覚えられるのでとても良いと思っている。このように堅苦しくて嫌なものと思われている学校の授業も行間と余白を上手く活用することによって生徒たちの関心を集めることが出来るのだ。大事なことも頭の中にインプットされやすく、テスト対策もバッチリだ(笑)。印象に残った無駄知識(雑学?)が後々役に立ったらラッキーでもあるのだ。延々と続くつまらない事に関心を向ける人はよほどの物好きではないと有り得ないだろう。きっとその辺の駆け引きが問題なのかもしれない。
 第二の理由は、行間などが無かったらとても疲れてしまうからだ。ただ細々と文字が並んでいる書物を始めから終わりまできちんと読もうともう人がいるだろうか。先ほど述べた授業中でも、ただ延々と黒板を写してつまらない(あるいは興味の無い)話をぐだぐだ聞かされると眠くもなるし、だんだん疲れ、疲労がたまっていくのも事実だ。データ実例によると収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶか、というアンケートで特に女性は収入二十八%、時短五十二%という結果になった。学校でも休み時間があるからこそ授業に集中できるし、友達とのお喋りが楽しみで学校に通ってくる生徒も大勢いるだろう。適度な余白を作りつつ、密度を濃くするところはぎっしりと—————。このギャップこそがこの場合は生徒、あるいは読み手を引き付ける最大の工夫なのかもしれない。
 確かに内容が充実していることがそのものの最大の目的であるのかもしれない。それに、余白にばかり注目せず、内容が充実しているかを吟味していくのも大切だ。中身が空っぽでは元も子もないからだ。だがしかし、『短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばすことだ』、という名言があるように余白をもっともっと生かすべきだとおもう。。私はこれから新聞を読む時は余白や行間に注目し、様々な見方で読んでいきたいと思う。

   講評   kirara


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