対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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創造の秘密 マッチー
まったく新しいすばらしいものを生み出す「創造」の秘密はどこにあるのでしょうか。まったく新しいものといっても、人間はなにもないところから、魔法の力でそれを生み出すのではないわけです。そのもとになるものがあったのです。かんじんなのは、それまで他の人がやらなかった組み合わせを試みるか試みないかです。人間の脳は構造上この試みを常に行っており、「創造」こそ人間にとってふさわしい仕事である。(要約)
ぼくは「ポケットモンスターダイヤモンドパール」というゲームソフトのリストを昨年の9月30日から3ヶ月くらいかかって試行錯誤しながらガイドブックなど一切見ずに全部クリアーした。友達の中には攻略本を見てやっている人もいたが、ぼくは攻略本がなかったのでそれにたよらなかった。全部クリアーするまで何度も勝負に負けたりしたが、粘り強くがんばった。分からない道があっても失敗しながら進んでいった。全部クリアーした時ぼくはまるで爆弾が爆発したように(たとえ)
「やったーーーーーーーーーー。」
とさけんだ。
ほかにも苦労して解けたときうれしいのは算数の図形の問題だ。図形は難しい。しかし分かっていることをていねいに図形に書き込んで補助線を引いたり、ななめから見たり、反対から見たりしていると突然ひらめくときがある。図形問題が解けたときは、ゲームをクリアーした時と同じくらいうれしい。
以前にエジソンの伝記を読んだことがある。エジソンは少年時代に家の地下室を実験室にして、夜遅くまで自分で買った薬品を使ってたくさんの実験をしていた。電球のフィラメントを少しでも長持ちさせるためにいろいろな植物を試しながら探しているうちについに京都の竹にたどり着いたそうだ。ぼくはこれこそ人間だけがもっている創造の力だと思った。エジソンはたくさんの試行錯誤を重ねたから電球やちく音機などの優れた発明ができたのだと思う。エジソンは本当にえらいオジサン(エジソン)なのである。(前の話聞いた話)
虎穴に入らずんば虎子を得ずということわざがあるが、失敗を恐れずだめでもともとでいろいろとチャレンジしなければ大きな成果は得られない。ぼくは、だれの力も借りずに自分の力だけで苦しみながらもさまざまな困難を乗り越えて行くことは大切なことであることがわかった。(言葉の森はその困難のひとつです。)
まったく新しいすばらしいものを生み出す「創造」の秘密はどこにあるのでしょうか。それは私たち一人一人の心のなかに確かにある。
講評 yama
こんにちは。人生の中で人はいくつもの創造を繰り返しているのでしょうね。今回はマッチー君自身の話と聞いた話をバランスよく入れてくれて内容の深い感想文になりました。
<要約>うまくまとめることができましたね。量もちょうどよいですよ!
<前の話・聞いた話>ゲームを自力でクリアしたことや図形問題を試行錯誤しながら解いた話は誰しもうなずけるものでしょう。またエジソンの話を入れて知識の深さも示してくれました。ダジャレ表現も効果的に入れてくれましたね!
<たとえ>「爆弾が爆発したように」とはものすごいおたけびだったんだろうなあ。それほど嬉しかったんですね。
<ことわざの引用>「虎穴にいらずんば虎子を得ず」を引用してチャレンジすることの重要性を説いてくれました。
<分かったこと>自分の力で乗り越えるのは苦しいことですが必ず道は開けます。言葉の森のことにまでふれてくれてありがとう。マッチー君の毎回の頑張りは少しずつでも確実に力になってくれますよ!
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