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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   マスコミ   JOKER

 雑誌を見ていて、どの記事も同じことしか書いていない。これではどれを見ても一緒ということになってしまうので多少表現を変えたり説明書きを加えたりすることはいいことだと思う。しかし、他誌に差をつけたいがために虚偽の内容を国民に提供するのはどうなのか。最近はとあるテレビ局での「捏造」が話題になっているが、メディアにはどれ程の影響力があるかは当人たちがよく知っているはずだ。ただ、新聞などでも言われていたことだが、すぐさまメディアの情報を信じて飛びついてしまう視聴者にも反省する点はあると思う。このように、過剰に報道してしまうのもステレオ的に繰り返し報道してしまうことも多いのは事実だ。しかしこのままの状況で良い訳はない。そこで我々はこういった問題を克服するべきだ。
 そのための第一の方法として、上にも書いたようにマスコミは報道する立場であることの自覚を、視聴者・拝聴者はその情報に躍らされないようにすることだ。どこの局でも雑誌でも取り上げられていないような、センセーショナルな話題にすぐさま飛びついてしまう。そういうことはよくあることなのではないかと思う。しかし、それが本当に事実なのか、信じても大丈夫なのか、と考えてみることが必要となってくるのではないか。悲しいことだが。捏造が次々に発覚する中で、これを食べれば必ず健康になれる!と裏付けられている食材はないと断言している人がいた。確かにそうだと思う。大袈裟にいってしまえば社会現象と呼べる程の状態になる程の人気番組でのやらせだったことで、国民が情報の真偽を疑うきっかけとなった感じである。互いの立場の認識を改めることで、今後の捏造をなくせるのではないか。
 そして第二の方法は、チェックする機関を設けることである。日本で起こった悲惨な戦争で、ラジオから流れる声を信じ、日本は勝っていると思っていた国民。(歴史)結局報復という形で幕を閉じたが、この時も捏造があったのだ。仕方が無かったのかもしれないが、やはりいつ何時だって真実を知りたいものである。「たつ鳥後を濁さず」ということわざがあるが、今の時代はこの鳥のように去ってしまえばそこに存在していたという事実の全てが消え去るわけではない。テレビの映像として、ラジオの音声として残され続けることが出来る。我々はこういった情報の真偽を知る術はほとんどないといえるだろうと思う。だが、誰かが情報を流す時にチェックしてくれれば捏造なんてなくなるだろうし、我々が安心してメディアを信じることが出来るようになれるはずだ。
 確かに、マスコミがセンセーショナルな話題を大きく取り上げることはいいことだと思う。しかし、出来上がりにばかり拘るのではなく、素材選びにもっと慎重になってほしいというのが本音である。これは何事にもいえることだと思う。週刊誌を見ると、対象者の同級生や事務所の関係者といった身近な人が登場し、記事に信憑性を生み出している。ただ写真だけを載せたりするのより、そういった言葉がある方が安心して読めるという感じがする。他の雑誌とかぶらないように、ステレオにならないようにするためにもっと記事を吟味して作る。そしてそのままの言葉で万人に伝えられるようにしていくべきだ。

   講評   nane

 冒頭の問題提起はいいけど、「どの記事も同じことが……」は曖昧。小論文は厳密性が大事だから、具体的に書くか、あるいは表現を工夫して。
▲ステレオ的→ステレオタイプ?
 健康食材の話題は面白い。これも、具体的に入れてみよう。最近では、どんな例があったかな。昔は、紅茶キノコなんていうのがあったけど(笑)。
 チェックする機関を設けるはいい方法。これは、これからのいろいろなテーマに使えそう。
 「立つ鳥跡を……」は、いい線まで行っている。マスメディアは、あちこち掻き回して濁しては、次の話題に向かっていくという感じだからね。


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