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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   5/2   かいつ

日本語は、一つの事に対して沢山の言葉で表現する事ができる。例えば、桜の満開について、少なくとも、六つの言葉で表現できる。それは、「つぼみふくらむ」「ちらほら咲き」「八分咲き」「散り初め」「落花盛ん」「散り果て」など微小感覚を表し分ける事ができる。そして、まこに風情に富んでいるのだ。ところが、散り初めの頃の枝を離れた花びらが地面に達するまでの状態をびたり表す言葉はないのだ。これは、つまり自然はついに言語の及びえないものになったからかもしれないのだ。
だから、私は日本語は、難しいと思う。例えば、日本は自然を頼りにして時々色を表している。例えば、緑をあらわすだけでも、若葉色や、抹茶色などと、一つの色に対して複数に表現ができるので、日本語は難しいと思える時もある。
人間は、一つの事に対して、複数に表現できるので私はそれに対しては嫌いだ。これにより、たくさ言葉を覚えていかなければ、いけないので私は、時々「言葉」に対して恨みを持つときもあるのだ。

   講評   huzi

 日本語の難しさを日々、味わっているようすですね。日々、使い慣れている私でも、言葉選びには苦心します。この間、「類義語辞典」という辞書を買いました。「えーと。この場合はなんと表現すればいいかな?」と、迷うときに、使っています。kaituさんにもおすすめです!
  【要約】は、要点→具体例→まとめの流れでまとめていますね。前半は◎。まとめは、少し直してみましょう。
 ・ところが、散り初めの頃の枝を離れた花びらが地面に達するまでの状態をびたり表す言葉はないのだ。これは、つまり自然はついに言語の及びえないものになったからかもしれないのだ。
  ↓
 ・ところが、散り初めの頃の枝を離れた花びらが地面に達するまでの状態をぴたり表す言葉はないのだ。つまり自然は言語の及びえないものだと言うことができる。
 <理由> 花びらを表現する言葉がない→(だから)自然は言語の及びえないものなのだ という関係ではありません。花びらは一例にすぎません。
  【体験実例】には、色を例に、日本語の難しさを実感している例を挙げられましたね。さらに、英語との対比を加えてみましょう。緑を使い分けるのに、英語ではどう表現したかな?
 【体験実例】は、感想文(意見文)の中心となる部分です。全体の中で一番長くなるように作っていきましょう。
 まとめは大きく、【人間にとって】という【一般化の主題】を用いてまとめていくやり方ですね。大きな意見を書くときは、言葉選びが難しいですね。今回なら、
 ・人間は、一つの事に対して、複数に表現できるので私はそれに対しては嫌いだ。これにより、たくさ言葉を覚えていかなければ、いけないので私は、時々「言葉」に対して恨みを持つときもあるのだ。
   ↓
 ・人間は、一つの事に対して、複数の表現ができる。しかし、私は英語圏で育ったため、日本語を苦手としている。たくさんの言葉を覚えていかなければいけないからだ。正直、私は、時々「言葉」に対して自信を失ってしまうときもあるのだ。
 ★一文を短く
 ★一気に述べてしまわず、ひとつの文でひとつのことを
 ★「しかし」「……のため」「……だからだ」で、前後の文を関連付けてみる(これは1回1回覚えるのではなく、長文音読で時間をかけて感覚を養ってください)

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