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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   話すときに大切な間   えひな

 話し上手の人は、うまく間をとりいれているからである。おしゃべりの人は、間を気にせずとにかく話すといった感じである。また、そのようなおしゃべりの人は「サーヴィス」という気持ちがとても強くなっている。しかし、困るのは「サーヴィス」のつもりが逆に相手に悪印象を与えてしまうことである。適宜、風を吹かせながらの饒舌であれば、聞き逃されることも少なく、風のあいだに相手が連想し創造し思考する余裕を与えるのが、とてもよい。私は、間をとりいれることはいいことだと思う。
 第一の理由に、話の中で間をとることによって、相手が考える時間になるからである。私は話をするのがとても好きだ。みんなに笑ってもらうととてもうれしくなる。私は、話をするときには必ず間をいれるようにしている。間をいれることによって友だちのうなずく回数も増える。そのように、間をいれて話すことによって相手の理解も深まっていくと思う。
 第二の理由は、間があると話の区切りが分かりやすくなるからである。私の友達で、とてもよくしゃべる人がいる。その人の話を聞いていると、どこで話題が変わったのか分からなくなってしまう。頭がくらくらしてくるくらい速くて、大変だ。もっと間をあければとてもおもしろくて、いいと思う。その人は「サーヴィス」のつもりがいつのまにか自己弁護や自己顕示になり、果ては自己陶酔になっているのにも気づかない状態であると思う。
 たしかに、間をとらずにしゃべり続けるのもいいが、「辞書のような人間になるのではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」ということばがあるように、私は話をするときに間をあけて相手が聞きやすいようにしていきたい。

   講評   huzi

 自分のことをわかってもらいたくて一生懸命に話をしても、伝わらないことがありますね。そういうときは、「間」が不足しているのかもしれません。「間」とは、相手に歩調をあわせようとする思いやりかもね。
  【理由】を丁寧に示すことができました。間を取ったおかげで、相手がよく考え、深くうなずくと、こちらもホッと安心しますよね。
 また、話が伝わりやすくなります。話題によっては、話しすぎないほうがわかってもらいやすいということも、ありますね。
 しゃべり続けるのがよしとされるのは、漫才ぐらいかな(笑)。でも、漫才にもボケと突っ込みという「間」が必要とされます。一般人の私たちができるのは、とりあえず「間」をおいて、相手が話を聞きやすいようにすることですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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