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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「積み重ねる」時間   

 日常生活における「何もしないでいる」時間というのは、それまで「流れ」として連続していた時間を、「積み重ね」として体験し直すことが出来る時間である。我々は、恐らく、この「流れる」時間と、「積み重なる」時間の双方を交互に体験することになっており、ただここへきて、「流れる」時間の呪縛力が強くなっているのだろう。つまり「流れる」時間については、放っといても体験出来るし、むしろそれに呪縛されている感が強いのだが、「積み重ねる」時間については、我々自身が意識し、工夫しなければ体験できないことになりつつあるのではないだろうか。私たちは休息する場合、活きた時間の中で休息するべきである。
 第一の方法としては、夢中になれるような趣味を持つようにすることだ。私はゲームが好きでいつもパソコンをしている。そして、始めるとなかなかやめられなくなってしまう。疲れているときでもパソコンをつけるので、早く寝ればいいのにといつも母に言われている。
 第二の方法としては、社会全体でも、どのくらい時間を使ったかではなく、なにをなしえることが出来たか、ということを重視することだ。決められた時間の範囲で勤務時間を選択できるフレックスタイム制などを企業が導入していれば、労働者は勤務時間を決めることができる。そうすれば、労働者は時間を有効に使って日々を有意義に使うことができるのではないだろうか。
 確かに、何もしない休息も必要である。しかし、時間とは、流れるものではなく、積み重ねるものである。私たちは意識的に自らの休息を持つべきである。

   講評   kira

 周くん、こんにちは。「流れる時間」と「積み重ねる時間」このふたつがキーワードでした。生きがいや充実感を得られるのはもちろん後者でしょう。しかし、忙しい私たちはついつい流れる時間にふりまわされます。そして、休息まで思考停止のような受け身になるのです。筆者はそれに反発して、自覚的な時間のなかに休息をもってこようと呼びかけていますね。
 周くんの趣味はパソコンですね。ゲームをはじめとして、情報収集の源ですよね。一部で依存症のような批判もありますが、今では欠くことのできないものです。疲れも感じないほど夢中になりますね。
 成し得た事を評価することは、時間の濃さを評価することになりますよね。そうなれば、自然と私たちも自覚的に時間を使うようになります。
 人生80年、それ以上になるでしょうか。後悔のない未来を迎えるためには、今ここの時間と向き合う姿勢が大切ですね。




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