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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   コミュニケーションのとれる人   ハッピーガール

 話し上手の人がいる。しかし、その人をおしゃべりとは呼ばないだろう。そのことを私なりに考えてみると、饒舌の人は、とにかく「間」をとることに気が回らなかったり、「間」の必要を感じていない場合が多いのに対して、話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがあるように思う。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて「間」のいかし方にかかわっているように思われる。思わせぶりな「間」は、いい余韻にもならないだろう。とすると、自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているもの、ということになるのだろうか。
 私は、話し上手の人は、相手(聞き手)の気持ちを考えながら会話をしていると思う。その中でも「間」はとても大切だと私は考えている。その理由は二つある。
 第一の理由として、「間」を考えながら会話をすると、会話がはずみ楽しくなるからだ。実際に、私の学校の先生は話し上手だと思う。なぜかというと、先生は私たち生徒一人一人の顔を見ながら話してくれるからだ。特に、社会科(歴史)の先生は、会話に「間」と「ユーモア」を組み合わせているので、話している意味がよく分かる。たとえば、前に歴史で縄文土器の話が出たワークテストがあった。私の友達が「縄目文様の器をなんというでしょう」という問題にてこずっていた時、先生は、「たぶん、その器を持ったら私はドッキドキするなぁ」というヒントを投げてくれた。私は、「あぁ、この先生はユーモアのある会話ができるのか」と思った。それ以来、私はこの先生の授業がくるたびに、ワクワクするようになった。
 第二の理由として、間を入れることで自分の思いをよく理解してもらえると思うからだ。急に早口で説明されても頭がグルグルしてしまい、自分のことを理解してもらえず勘違いをしてしまうかもしれないと思う。
 確かに、言いたいことをもれなく伝えることは、正確な情報伝達という面で必要だ。しかし、話の中で間があれば、その正確な情報も伝わらないし、コミュニケーションが楽しめない、議論が無駄なものになってしまうこともある。だが、人間にとって「間」をあけることはいいことだ。また、コミュニケーションのとれる人は人気者だと思う。私も、コミュニケーションのとれる人にいち早くなりたいと思う。

   講評   inoko

 ハッピーガールさん、こんにちは。
次回は、進級試験です。●の課題で、実例を考えておきましょう。


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