対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
自然の美 あにせ
「美」を西洋の考えと日本の考えに分けて見てみると、西洋の方は人工的なものが多い。美術作品と言われるものは皆人間によって作られ、人工的に美を作り出している。一方日本の方は自然の美の考えが強い。例えば四季は日本独特のものであるが、人々はそれを美しいと言う。これは自然のありのままの美しさである。その美しさに直に触れているはずの日本人が、自然の美を忘れている気がする。私は自然のありのままの美を見直すべきだと思う。(当為の主題)
そのための方法として第一に、身の回りの自然の美に目を向けることだ。何気なく置いてある花などを見つけると、何故か少し幸せな気分になったりする。もしそこにとても上手に描かれた花の絵があったとしてもきっとそのような気持ちにはならないと思う。自然の物には何か不思議な力があるのかもしれない。それは多分美しいものであるから私達を引き付けるのだろう。自分の回りを見てみるとそのようなものがすぐ近くにあるかもしれない。見つけたらそのよさをじっくり観察するべきだと思う。(複数の方法1)
また第二の方法として、自然をもう一度見つめなおしそのよさがわかるように子供達を教育することだ。小学校の時に、生活科という授業があった。公園に行ったり学校の近くの土手に行ったりとたくさん自然と触れ合っていた。しかし中学校に入ってからはめっきりそのような機会はなくなってしまった。自然と関わることはほとんどない。様々なことを真剣に考えられるようになった今こそ、小学校の頃のような授業を取り入れて行くことが必要だと思う。自然と触れ合い、そこにある何かについて考えを深めることが、少し大人になったこの時期ならできるはずだ。(複数の方法2)
確かに、人の手で作られたものにも多くの美が存在している。しかし本当の美はありのままの何も細工をしていないものだ。世界にはたくさん美しいものが存在すると思うが、その中でも一際際立っているのは自然なものなのだと思う。だから私はそのよさをもう一度見つめ直しそれらを大事に守るべきだと思う。(当為の主題)(自作名言)
講評 nane
書き出しの意見はすっきりしている。日本的な自然の美ということで何か具体例があれば入れてみよう。
絵よりも実際の花に幸せな気持ちを感じるというのは、あにせさんらしいいい体験。
学校の生活科も、いい例だね。そういうの、好きだったでしょう(笑)。今は、勉強漬けの日々だと思うけど、大学入試でも、そういう余裕がちょっとあるといいのにね。
人の手で作った芸術のよさは、もっと強く書いてもいいよ。感動するような作品(音楽など)があるでしょう。
今日は短い時間で、よく全部入れたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |