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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人との会話   ヒロヤ

 話し上手の人がいても、その人をおしゃべりとは呼ばないだろう。考えてみると、饒舌の人は、とにかく「間」を取ることに気が回らなかったり、「間」の必要を感じていない場合が多い。それに対して、話し上手の人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」を取り入れている違いがあるように思う。いかなる名言も、同類のものがただすきまもなく積み重ねられているだけでは効果乏しく、文章の力のみも、そればかりでは弱みに転じてしまう。余韻とか、余情、ふくみ、それらはすべて、「間」の生かし方にかかわっているように思われる。
 僕は、話をするときには、「間」は、一番と言って良いほど大切であると思う。
 その第一の理由として、「間」がないと話は話でも、ちゃんとした話にならないからである、という意見があげられる。僕のクラスには、Aという人がいる。前に、Aと学校から帰ったことがあった。その時は、少し困ってしまった。なぜならAが自慢話など、自分の言いたいことをベラベラと話し、僕が何か言おうとしても「間」がないので話せなかった。まるでマシンガンのように続けて話していた。少し話すことができたが、すぐに話題を変えられてしまった。Aの話を聞いているだけでも疲れてしまった。
 第二の理由は、「間」があれば、相手が話を聞きやすいし、答えやすいからである、ということである。さっきのAとは別に、Bは話し上手と言えるだろう。Bは、よく話す友達である。Bは、ベラベラしゃべらず、「間」を取るのである。Bの話は聞きやすいといえる。
 確かに、話の内容が多くて、充実しているのも良いが、相手に聞いてもらえなければ、意味がなく、独り言になってしまう。話とは、自分がしゃべり、相手が聞くことである。
話に「間」は、つき物なのである。

   講評   kan

 こんにちは、ヒロヤくん。中学生になって忙しい毎日の中、なんとか時間をやりくりして提出してくれましたね。さすがヒロヤくん、立派です。
 アドバイスどおり、第二段落でたとえ、第四段落で是非の主題を付け加えることができました。結びのひとことが効いていますね。
    
       

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