対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   見テ知リソ知リテナ見ソ   ムーン

見て知りそ知りてな見そ・見てから知るべきである、知った後に見ようとしないほうがいい、という意味なのだろうか。我々は「知る」ということをとても大事なこととして考えています。だが、物事を判断したり、それを味わったりするときには、その予備知識や固定観念がかえって邪魔になることがある。ひとつの美術作品に向かい合うときに、その作家の経歴や、その作品の意図するものや、そして世間でその作品がどのように評価されているかまた有名な評論家達がどんなふうに批評しているか、などという知識が頭の中にあればあるほど一点の美術品を素直に見ることが困難になってくる。実際にものを見たり接したりするときには、これまでの知識をいったん横へ置いておき、そして裸の心で自然にそのものと接し、そこから受けた直感を大切にし、そのあとで改めて、横に置いていた知識を再び引き戻してそれと照らし合わせる、そうできれば、私達の得る感動というものは、知識の光を受けてより深く、遠近感をもった豊かなものになることは、間違いありません。しかし、実はこれはなかなかできないのである。作品と対するのは、この世界で唯一一人の自分です。自分には自分流の感じ方があり、見方がある。自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や、他の人々の声に耳を傾ける余裕、この際どいバランスの上に私達の感受性というものは成り立たねばなりません。知識に捕らわれずに物事をありのまま見ることは大切である。
第一の理由は、先入観があると物事の真の姿を見ることができなくなるからである。
また、第二の理由としては、知識に頼らず、自分の目で見たほうが自分が成長するからである。
確かに、知識があった方が効率よく物事を見ることができるかもしれない。しかし『行動するためには多くの事に無知でなければならない。』という名言があるように知識に捕らわれず、自分の見方で物事をありのままに見ることは大切である。


   講評   yuta

 4段落の流れはつかめているね。さらに各段落を充実させよう。
◆要約は200字程度に。思い切ってカットしよう。 要約に続けて『知識にとらわれずに物事をありのまま見ることは大切である』と、意見をはっきりと提示できたね。
◆第一の理由を述べたあとに【体験実例】を忘れずに紹介しよう。「ぼくにもこんなことがあった」という実際の出来事を書いてね。たとえば、学校で怖いと評判の先生。実際に話してみたら自分とは意外と気が合った。先入観を持ちすぎていたら、他の人たちのように怖いだけのイメージで終わっていただろう、というような話。
◆第二の理由もしっかりと述べられたね。続いてここでも実例を書こう。たとえば、いくら山の名前や高さを覚えても本当の山のことはわからないけれど、実際に見たり登ったりして体験したことは生きた知識となって、その人を成長させてくれるよね。
◆『確かに知識があった方が……』と反対意見への理解を示し、『行動するためには……』と名言を引用、書き出しの意見に戻ってしめくくれたね。第4段落はバッチリOK!
       
☆各段落の一字下げが表示されていないようですので、ワードの設定を変えてみてください。(以下、学習の手引き■17.パソコンの設定を変える より抜粋)

●3.ワードの設定を変える
 エディタをインストールした人は、ふだんの作業をエディタで行うと便利です。この場合、ワードの設定を変える必要はありません。
 エディタをインストールできなかった人は、ワードの設定を変えておくことをおすすめします。

 ワープロソフトには、一太郎やワードがあります。ワードは、もともとの設定では、スペースが表示されなかったり、改行をすると自動的に1字分下げてしまったりするなど不便なところがあります。全くの初心者には一見便利に見える機能ですが、少し使い慣れてくると逆に使いにくくなります。
 スペースを表示するためには、「ツール」→「オプション」→「表示」から「編集記号の表示」の「すべて」にチェックを入れて「OK」を押します。これで、全角スペースが「□」のような記号で、半角スペースが「・」のような記号で表示されます。(これはもちろん印刷には出ません)
 自動的にスペースを空けないようにするためには、「ツール」→「オートコレクト」→「入力オートフォーマット」で、「字下げ」や「箇条書き」についているチェックをはずしておきます。これで、スペースは手動で入れられるようになります。スペースが自動で入るままにしていると、ワードで作った文書をメールで送ったり掲示板にはりつけたりするときに、ワードの画面の上では表示されている1字分の字下げが、メールや掲示板では表示されません。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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