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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   真実を伝えることの大切さ   おくあ

 私はフィクションの本よりノンフィクションの本が好きだ。実際にあった話だから、共感できやすい。ノンフィクションの物語の中では、事故や、いじめについて書いた悲しい話が好きである。悲しいのは嫌なことでもあるが、ただ人の幸せな生活をを読むより、不幸せな人が世の中にはこんな人もいる、ということを自分に教えてくれたほうが読んだかいがあると思う。今の時代は幸せな人が多すぎる。自分もそのうちの一人だと思う。自分と同じ生活をしている人にはあまり興味がわかない。事実をありのまま伝えるノンフィクションと真実に近づくために創作するノンフィクションのそれぞれの役割を考えたい。
 事実をありのままに伝えることは大切だ。ある日の体験だが、私はドッヂボールをしていて後ろ向きで走っていたら頭から転んでしまい、軽い脳震盪になってしまった。意識もあったし、自分ではそんなに重い症状ではないと思ったが、なぜか、救急車で運ばれ大ごとになってしまった。次の日に、現場を知らない友達から「なんか脳出血なんだってって言ってたよ」と言われた。自分は脳になんにも異常がないのになぜ脳出血?と思った。いろいろな人から噂で伝わり、最後に脳出血という結果になってしまったのだろう。(笑)真実を伝えようとしても本人が真実を伝えなければ誰もが真実を知ることができなくなってしまう。また、自ら真実を隠すというケースもある。今放送している、生徒諸君!というドラマでは、中学校一年生の時に、担任の先生の趣味が山登りだから、クラスの全員を山に連れて行ってください。と頼み、山登りに行ったが、途中で遭難してしまうし、クラスの一人が迷子になってしまう。その生徒を探すために、担任は土砂降りの中、生徒を残し、生徒を探しに行く。生徒は、崖で、一本の木につかまっていた。発見した担任は、空腹だったので、「リュックを貸せ。」と指示すると、リュックをあさり、食べ物を探すが、生徒のリュックにはほとんど何も入っていなかった。そこで、担任は生徒に「役立たずだ。お前、俺の悪口言ってんだろ。死んじゃえよ。」と言い放ち、生徒は信頼していた先生に言われたショックで、崖から落ちてしまうが、怪我で済み、みんなのところに戻ってくる。そして、「あいつは俺を見殺しにした。」と言った。そうすると、担任は俺は空腹なんだ。全員食料をここに置けと言い、山に行くことを頼んだ学級委員の首にナイフを突きつけ、自分だけを救おうとする。この事件を、学校と保護者は、山に行った際に、生徒が勝手な行動をしたため、このような実態になったとウソをついた。これは、文部大臣の息子である担任の名誉を守るためであったのだ。ウソをつかれたせいで、生徒たちは全員大人を信頼しなくなってしまう・・・。このような話だが、生徒は、本当のことを話してほしいと願っているのに、おかしいと思う。いくら親が偉い人だとしても、隠すことではない。生徒のために、真実を伝えることは大切だと思う。
 創作を加えてより真実に近づくという考え方もある。言いたいことをより強く伝えるには多少の表現の加えはあっていいと思う。例えば、代々伝わっている桃太郎の話。どんぶらこ、どんぶらこと川から桃が流れてきました。ここから、普通はありえない。(笑)また、桃から人が出てくるわけもない。(笑)しかし、昔むかしのお婆さんは川へ洗濯に、おじいさんは山へ芝刈りに行くのが普通だったのだから、スーパーがあるわけもないので、桃が登場してくるのは、やはり川しかなかったのかもしれない。山に大きな桃が落ちていたら、そのほうがおかしい。やはり、(?)一番感動するのは、お婆さんが桃を切った際に、中にいた赤ん坊を切断しなかったことだ。(笑)普通の人だったら、中にいた赤ん坊を切断してしまうと思う。ということで、桃太郎の話は完璧なフィクションだ。桃から赤ん坊が出てくることが面白いところでもある。面白くするために、手を加えることはいいと思う。
 確かに、真実をありのままに伝えることも、創作を加えてより真実に近づく方法をどちらも大切だ。しかし、最も大事なことは、「カメラマンは、レンズのほこりを落とす前に目のほこりをはらわなければならない。」という言葉があるように、相手に伝えるために責任を持っていくことが大切である。生きているうちには、たくさんの話や話題に出会う。その時に、真実かどうか、確認しながら相手に伝えるようにしたい。

   講評   inoko

 おくあさん、こんにちは。
もうすぐ夏休みです。何か楽しい計画はあるのかな?


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