対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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手助けとは AZUKI
今日は数学の問題集の提出日だ。私はちゃんと昨日までに終わらせているのだが、一応問題集と答えは学校に持ってくる。教室でしばらく本を読んでいると、突然友達がやって来た。
「ン、何?」
「あのさぁ、問題集の答え持ってる?」
私は持っていたので、「持ってるよ。」と答えた。
「あのさ、貸してくれない?」
「いいよっ!!」
そういって私は答えを貸した。友達は、喜んで自分の席に戻っていった。(体験実例)
手助けは良いものだと思う。(複数の意見一)それで誰かが助かる、誰かが喜んでくれるのなら、私は喜んで手助けをするだろう。上の経験でも、友達は喜んでくれた。
手助けは、時々親切という言葉に変換されると思う。お年寄りに席を譲る、重いものを手分けして持つということは、親切——手助けをすることになるだろう。
よく考えると、日本は親切な国だ。小学校、中学校では、「人に親切にしよう」と教わる。日本の諺にも、「情けは人のためならず」という、いかにも親切を示唆する表現が出てくる。それは日本人が、根っからの親切人だからではないだろうか。
手助けしてはいけないときもある。(複数の意見二)もし友達が不正や悪いことをしようとしているのなら、友達としてそれは手伝っていいものではない。さっきの経験をよく読むと、友達は答えしか借りてはいない。朝やろうと思っても、問題だけもって、答えを持ってこない人はいない。よほどその人がおっちょこちょいか、問題だけやってきて、朝丸つけしようと思って忘れていた人で無い限り、答えだけ借りていくというのはありえない。その人はおっちょこちょいでも、忘れるような人にもみえなかった。つまり、何か不正をしようとしていたのだ。その時気づけばよかったが、その時は気がつかなかった。それから、私は良く考えてから物を貸すようになった。
手助けはして良いのか、悪いのか。しかし、大切なことはどちらでもなく、その行為に、相手に対する思いやりがあるかということだと私は思う。(総合化の主題)それは『大切なのは健康らしい外見ではなく、健康自身である。』という諺にも示されている。(名言の引用)思いやりが無ければ、何事もうまくは運ばないものだ。
さてあの後、私は、先生に予定どおり問題集を先生に提出した。しかし、答えを貸した友達は提出していない。結局間に合っていなかった。かくれて写そうと思っても、周りの目が気にになって出来なかったのだろう。いや、本当に丸付けだけだったのかもしれない。結局、何事も計画的にしたほうがよいものだ。(笑(ユーモア表現)
講評 jun
<第一段落>
手助けに関するエピソードを書くことができました。
<第二段落>
日本人には親切な人が多いというのはそのとおりですね。確かに、諺にも象徴されていますね。
▲段落を細かく分けず一つの段落にまとめましょう。
<第三段落>
第一段落で挙げた体験実例をうまく使いながら二つ目の意見を示すことができました。
<第四段落>
総合化もうまくまとめましたね。最後に、ユーモア表現を持ってきたところも効果的でいいですよ。
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