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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   プレゼント   ナスビ〜

 「わーいわーい、やったぁ、やっと買ってもらったぞ。」
新品のエナメルバックの黒と銀の色が輝いて見えた。(書き出しの工夫)
 私が一番心に残っているプレゼントは誕生日プレゼントで、エナメルバックとガンダムのプラモデルだ。今まででもっと心に残った誕生日プレゼントがあったとしても、この私は記憶力がないので、そんなことは覚えていない。最も覚えている誕生日だとしたら、去年くらいしか頭に思い出せない。去年、誕生日に買ってもらったエナメルバックはバスケの練習に使って、いまは大活躍している。ガンダムのプラモデルは、私の部屋で少しほこりをかぶってかざられている。私のコレクションのひとつだ。どちらも私の大切な宝物だ。
 11月27日、私はとてもウキウキしていた。言葉ではあらわせないほどウキウキしていた。明日は年に1度しかない私の誕生日だ。誕生日プレゼントはもう決まっている。それは、ガンダムのプラモデル。しかし、誕生日プレゼントはこれだけではなかったのを、私は予想していなかった。当日、11月28日、私は家から帰ってきて、母に、
「早く行こうよ。」
とせきたてた。数分が過ぎ、私たちは車に乗り込んだ。少し走ったあと、母が言った。
「お姉ちゃんが言ってたけれど、エナメルバックを買ったらどう? って言ってたけど、どう?」
私は予想外だった。プラモデル+エナメルバックなんてもう大歓迎だ。そのころはまだ、バスケのバックはリュックサックみたいので、みんなとは違うバックで通っていた。踊りはねたい気分だったけれど、その気持ちをおさえて、
「別にいいよ。」
と、まるで聞いていなかったような感じで無表情で答えた。車は駅前のスポーツ店で止まった。エナメルバックをたのんでみたけれど、全部が野球のブランドだったのでがっかりしたけれど、店の人が球技全体のブランドのエナメルバックを出してきた。見たことのないブランドだったけれども、私は一目で気に入った。なのでこのエナメルバックを買ってもらった。また車に乗り込み今度はガンダムのプラモデルを買いう場所を言い合っていたけれど、母が今夜の夕飯の買い物しながら、ガンダムのプラモデルが買えるところということで、場所は大船駅の近くの電気器具を売る所の2階のプラモデル屋ということで決まった。その目の前には商店街が広がっているため、簡単に済ませるということだ。プラモデルを選ぶのには少し時間がかかった。あまりにもかっこいい物が多かったからだ。父にせきたてられ、少しあせりながら選んだ。家に帰ってから、私はさっそく作り始めた。人をロボットの中に入れるのに結構苦労した。こんなところで苦労するのはおかしいと思っていたけれど、なぜか苦戦した。結局は、てきとうに入れといた。今までの苦労は、いったいなんだったのか、と私は思う。(笑)
 人間にとってプレゼントとは、心さえこもっていれば、もらった人の宝物になる。あげた人は気持ちがスッキリし、「ありがとう」と言われたときはとても嬉しくなる。このようなコミュニケーションをとることによって、お互いの友情がとても深まるので、とても必要な物だと思う。今度はあげる側になって、お互いの友情を深めたい。(一般化の主題)

   講評   jun

 新学期最初の作文から大作になりましたね。内容的にもとてもよく書けていますよ。

<構成>
 会話だけでなく、次の「新品のエナメルバックの黒と銀の色が輝いて見えた。」という一文が印象的で、うまい書き出しです。
<題材>
 プレゼントはプラモデルだけだと思っていたのに、エナメルバッグも加わることになったときの気持ちがうまく表現できました。実際の買い物の様子もよく書けています。
<表現>
 たとえもユーモア表現も入りましたね。
<主題>
 もらう立場からだけでなく、贈る人の立場にも立って、プレゼントについて考えることができました。

▲「入れといた」→「入れておいた」
                              
 

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