対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
食文化について かかおとおかか100%
こうしてケーキミックスは大ヒットした。アメリカ国内で完売すると、ヨーロッパや色んなところにも進出した。どこでも大当たりだった。そして次の有望な市場として日本に目が向けられた。ところが、ケーキミックスは日本の市場では完全な失敗だった。さっぱり売れなかった。日本の食文化におけるお米の重要さはいうまでもない。食生活が欧米化したといっても、一日のうちでいちばん大事な夕食が、いまだにお米中心であるということは、最近の厚生省の調査でも明らかだ。日本のおよめさんにとっては、ふっくらした白い御飯をたくことが重要な課題なのだ。ライス・カルチャーといわれる日本文化の中で、お米は純粋さの象徴なのである。その御飯をたくのと同じ器でケーキを作ると、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないか。日本の主婦がひっかかったのはそこだ。<要約>
この前二年生か一年生がアルミホイルの代わりに銀紙を使ってみたいと言っていた。確かに素材もさわり心地も似ているが引き出しの中に入っているものだからなんとなく汚染されているイメージがあるのだ。僕自身は、全くそういうことも思ったこともないし使う気にもならなかった。そう僕が思っているともう一人の子供が
「バカじゃないのそんなの使ったら腹こわすよ。」
僕もそれを言いたかった。まるで僕の言いたいことを通訳してくれるような気がした。<体験実例>
僕は、ケーキミックスの話について思ったことがある。これは失敗と言うより米国側のミスであると思う。なぜなら日本のライス・カルチャーも把握しないで炊飯器でやるなんて匂いがつくことを知らないで日本に売ったのだからそれは単なるミスである。日本も日本だ。匂いがついていることを理解した上でそういうことを言うのならわかるがわかっているくせにそんなことを言ったらそれは、日本のミスである。<笑>日本も米国もライス・カルチャーと言うことを知って次はぜひ成功を収めて欲しいものである。
人間にとって食文化とは、切っても切れない存在なのだ。例えば、日本人がお米を食べないで他のものを食べて生きろなんていわれてもまず無理だろう。だから切っても切り離せない存在なのだ。
講評 jun
今回も書くことをしっかり準備してきたところが立派です。短い時間でよくがんばりましたね。
<構成>
要約は、全体のバランスから見るとやや長いですが、内容的にはよくまとまっています。
<題材>
アルミホイルと銀紙の話はよく思いつきましたね。何に使おうとしていたのかな?
<表現>
たとえもユーモア表現も上手です。
<主題>
食文化ということで、大きく考えてまとめることができました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |