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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新しい親子関係を築くには   なるなる


人間は他の人間と自由にまじわることができる。現代のように、都市化が進み、偶然性の高い社会では、人間関係は、ふと結ばれ、そして一時的なものであることが多い。変化する社会の中で親と子の経験がまったく異変化してしまっている。親子「問題」がぐんと増えてきて、「どうやって子供をそだてていいのか分からない」「親が私を理解してくれない」などの親子のあいだには、あきらかに、深い溝がうまれてきている。社会が進歩し、変化するかぎり、この落差は避けられず、子供と大人は違った存在となり、さまざまな問題が派生していく。完全な保護者・教育者としての親と、完全な被保護者・生徒としての子、という安定した関係はぐらつき、親子のあいだには一種の緊張感がうまれていく。親子が同じような安定した生き方ではく、社会の変化を知って新しい親子関係を築いていくべきである。
第一の理由に、「過去のことだけを知っていても、新しい時代にはついていけなくなるから。」である。昔は、親が子供に何かを伝えて、それを子供が学び知ることが当たり前であった。しかし、現代は親は会社に行き、子供は学校・塾に行って、子が伝えてもらう人は親ではなくなっている。だから、子供のほうが進んでいたりして親と落差ができるのである。連鎖的に郵送されるようにしくまれた電子メールのことをチェンメといったり・・・。でもそういう用語がたくさん使われる新しい社会だから、社会の変化についていかないと時代についていけなくなるし、新しい親子関係を成立できなくなってしまう。
第二の理由に、「良いものは新しい時代になっても残り、伝えられていくことができるから。」である。新しい時代になったら全てが全て、なくなって消えてしまうわけでわない。よいものはちゃんと普遍的に残っていく。昔から学問の基本として「読み・書き・そろばん」と言われていた。読みは音読、書きは漢字、そろばんは計算という形で私の父・母が小学校のときからも変わっておらず、もう何十年も受け継がれているそうである。その例として、学校で漢字ドリル・計算ドリル・音読の宿題がある。しかし、昔はなかったパソコンを使った授業ができたように新しいこともどんどん増えてきている。このように新しいことも社会に取り入れつつ、昔から受け継がれていることは大切に守っているのだ。
確かに昔から、学問などの受け継がれている、よいことはどんどん親は子供に伝えていくべきである。しかし、「脱皮できない蛇は滅びる」という名言があるように、昔のよいことだけを守り続けているだけでは、どんどん新しい時代においていかれてしまう。こういうことが、今、問題になっいるる親子「問題」へとつながるのである。この親子「問題」をできるだけ避けるには、とにかく社会のめまぐるしい変化を受け入れることである。昔と社会の移り変わりを見分けて、めまぐるしい社会に適応し、新しい親子関係を築いていくべきである。

   講評   tama

 昔は、親は絶対的な存在であり、子どもは親の言うことに素直に従っていました。もっとも身近な親から、社会を学んでいたのですね。しかし、豊富な情報が飛び交い、めまぐるしく移り変わる現代においては、親を介さなくても子どもが社会と直接触れ合う場面が増えています。

【複数の理由・実例】 学校や塾で過ごす時間が長くなると、親も顔負けというほどたくさんの知識を得る場合もあるでしょう。新しい情報や知識は、現場にいる子どもの方が詳しいこともありますね。古い情報は役に立ちませんが、昔ながらの学問の基本(読み・書き・そろばん)や生活の知恵などは、時代に関係なく、よいものとしていつまでも受け継がれています。どちらもよい例ですから、これらに対するなるなるさんの意見(たとえば「積極的に受け入れた方が、親子関係が円滑になると思う」など)を述べておくとよいでしょう。

【反対意見への理解】 安定も大切ですが、新しい社会に適応するためには、新しい親子関係のありかたを考えることも必要でしょう。ここは「学問などの」を省略した方が分かりやすいと思います。


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