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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間とアオムシ   ピプリー

主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出
しの工夫 構成
 小学校三年生の頃だったと思うが、虫かごの中で、アオムシがキャベツの葉をすさまじい勢いで食べながら、ポトリポトリと緑色のまるい大きな糞を落としていくのを、感心しながらながめていた記憶がある。アオムシなど、昆虫の成功の秘訣は大量にありながらほかの動物たちあまり手をつけなかった葉っぱという食物に目をつけたというところ。それでいっぱい食べて成長して、変態して生きていく。
「うわ、アオムシかわいらしいー!さわらせて!さわらせて!」
 私が、小学校三年生のとき、理科の授業で育てていた。女子にはとても人気があった。私も良く育てていた。でも、学校で育てているキャベツをボリボリ食べてくれたおかげでキャベツは穴だらけになってしまった。その姿がまるでかわいい悪魔が人間の食料を奪っていくみたいだった。でも、かわいらしいのがみんなに人気。私は、嫌いな虫は無視していた。でも、かわいらしいアオムシは無視できない。しかし、育てていても、困ることがあった。それは、糞だ。食べていると、
「ポト、ポト・・・・・・・・。」
どんどん出てくる。でも、キャベツを食べて成長していくと、
「パタパタ。」
ちょうちょに変身。でも、幼虫はハチに卵を産み付けられてアオムシをハチの子供がアオムシを食べていき、最後はハチが虫かごから
「ブーン」
と、いっぱい出てきた。アオムシは干からびてしまう。みんな、
「キャー、キャー」
と叫んでハチからにげていた。でも、ハチといってもアオムシサムライコマユバチという小さなハチなので私はあまり怖くなかった。アオムシは、前は嫌いだったけど今はかわいらしく思える。あと、かわいそうとも思えた。
 人間も、いろいろ時期によって食べたいものが変わる。赤ちゃんの頃は、ミルク、子供になるとあめやアイス、お菓子など、そして、成長期の人は、お肉、お父さんやおじいちゃんはお酒・ビール、おばあちゃんは畳でゆっくりお茶・・・、というようにいろいろと変わっている。私は、まだ、子供なので、アイスが好きなのだ。人間も虫も似ているように、ちょっと姿が変わると、食べたいもの、食べるものが変わってくる。人間も虫も、似ているところがあるのだなぁ、と分かった。もっと、虫を観察して、人間との共通点や、いろいろなことを見つけたいと思う。そして、アオムシには、立派なちょうちょに育っていってほしい。

   講評   yuta

◆要約はコンパクトにまとめられましたね。最後の部分も長文の文を入れられるといいですね。
◆かわいらしいアオムシ。女の子たちにも人気です。学校で育てているキャベツを遠慮なくボリボリたべる姿は『まるでかわいい悪魔が人間の食料を奪っていくみたい』。ドラマのようなたとえだね。そこで困るのが糞の始末。食べるそばからどんどん出てくるんだものね。飼育も大変です。でも、かわいいアオムシたちが無事にちょうちょになるために、ピプリーさんたちは愛情をもって育てていました。それなのに……アオムシサムライコバチという小さなハチが寄生していたんだ。アオムシは食べ物が確保されればは大丈夫というわけではないんだね。生きのびるのは大変です。
◆人間もいろいろな時期で食べたいものが変わる。ミルク→あめやアイス、お菓子→肉:お酒・ビール→畳でゆっくりお茶……。ピプリーさんは今アイス世代。先生は肉世代かな(^^;)。
◆『人間も虫も似ているところがあるのだなぁ、と分かった』。人間との共通点を見つけると、よけいに虫がかわいく思えるね。
     

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