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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   消化と取り入れ 『組み合わせ』   ももちゃん

 「では皆さん、よい週末をお過ごしください」というあいさつをするようになったのは、海外との接触を日本人が進んで取り入れた結果、起こった言語表現上の変化『言語干渉』があったためである。多くの日本人は、欧米の文化や風俗習慣を、依然として自分たちの生き方の目標や憧れの対象としている。しかし、欧米化していき、「欧米の言語とは、すべての点で異なる日本語を使ってどう乗り切るか」という課題が生まれ、漢字の組み合わせで、新語を作ろうということになった。このように、日本の文化を残しつつ、外国文化を吸収することができることができることはすごいと思ったし、私は「自分なりに消化してから何かを取り入れること」に賛成だ。
 その第一の理由は、今回の作文の電話で納得したからだ。先生は、『あんパン』について教えてくれたのだが、あんパンの「あん」は、日本の「あんこ」の略で日本文化を取り入れている。また「パン」は西洋・欧米の文化を取り入れている。つまり、日本と西洋、お互いの言語と文化を取り入れたのが、『あんパン』なのだ。私は、この話を聞き、「あぁー。あんパンかぁ——! 」とあまりに身近すぎて気が付きもせず、驚いた。このように、消化はしていないが、自分が既に持っているものと、新しく取り入れた物を組み合わせて、ポピュラーな物が出来る。だから私は、二つの組み合わせがいいと思うので、賛成だ。
 第二の賛成理由は、「相手の意見にも耳をかたむけるのも大切だ」と考えるからだ。私は、以前「お風呂では、体から先に洗う」と決め、実行していたのだが、小学四年生のある国語の授業の時、お風呂の話題が出て、先生が、「髪の毛と体、みなさんはどちらから、洗いますか? 」という問いかけにみんなは、「髪の毛」と答えた。私は、驚いたが、理由を聞き、納得した。その理由とは、「後に髪の毛を洗うと、せっかく洗った体に汚れが付くおそれがあるから。」らしい。しかし、私も先に体から洗うのにも理由があった。それは、「先に髪の毛を洗うと体を洗って流す時、髪の毛に汚れが付く。」ということだ。だから、この二つの考えを組み合わせ、「髪の毛を先に洗うけど、その後、髪を束ねて、体を洗う。」という結論になった。このように、相手(人や国など)のちがう意見も自分に取り入れると、よりよいものとなるのだ。
 確かに、自分の意見を通し続けることも大切だ。だが、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言もあるように、自分なりに消化し、新しいことを取り入れ、自分を高めていくことが必要だ。つまり、日本は、欧米など、外国の文化や言語を受け入れることも、もちろん大切だが、古くからの日本の文化、言語を忘れてはいけないと思う。両方の両方でよりよいものは、出来るのだ。

   講評   sumomo

 要約も短くまとまりました。内容もしっかりおさえてよくできています。自分の意見もわかりやすく述べられていますね。

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