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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ウサギの生き方   MIZU

イソップ童話の、「ウサギとカメ」は、足の速いウサギと、のろまなカメが競争し、足の速いウサギが、昼寝をしてしまい、のろまなカメがその隙にゴールするという話だ。何事もこつこつと手お抜かずに行おうという教訓を示している。しかし、僕はこの何事もこつこつという考え方が嫌いだ。いくらカメがこつこつとがんばったとしてもウサギが走れば、勝つことはできない。それに、ウサギのようにやるときだけやって、後はねていようという考え方のほうが僕は好きだ。だから僕は、ウサギのように、やるだけやったら、ねているような生き方をしたい。
そのための方法として、まずメリハリのある生活を送ることだ。
僕は、勉強をずっとはやらない。むしろ、普段は遊んでいる時間のほうが多い。テスト前で、やっと世の中の一般的な人と同じくらいになると思っている。しかし、それで特に問題はない。定期テストでは、いつもそれなりの点を取れている。また、成績も悪くはない。メリハリをつける生活を心がけるようにすると、あらゆる作業、勉強などがはかどる。もちろん、僕も一、二年前までは、メリハリのある生活を送れていなかったために、今に比べてテストの点も、成績もはるかに悪かった。勉強するときは集中し、遊ぶ時は、遊びつくす。これだけでも、かなり生活が変わってくると僕は思う。
第二の方法として、何らかの趣味を持って生きることだ。
今、団塊の世代の大量退職を迎えようとしている。それによって、何の趣味も持たないお年寄りが増えると僕は思う。団塊の世代の人々は、戦後の高度経済成長期を支え、いわば今の日本を作ってきた人たちである。これを否定する気はないが、しかし、こつこつこつこつと、まじめに働いてきた人たちだ。それだけに、居酒屋で酒を飲むとか、パチンコをやったりといった、つまらない趣味を持った人たちが大多数であると僕は見ている。そういった人々は、地域活動に参加すればよいが、なかなか、うまくはいかないと思う。一日中テレビを見ているか、ボーッとしているかだろう。こつこつと仕事をやってきた人から、仕事を取ってみれば、ただのおじさんということにもなりかねない。だから、何らかの面白い趣味を持つことが、僕は大切であると思う。
カメは、こつこつとやっているかわりに、回りを見回したり、一息ついたりすることもできない。少なくともウサギなら、野イチゴを食べたり、にんじん畑を荒らしたり、昼寝をすることができる。
確かに、まじめにこつこつとやることも大切だ。しかし、「人生に意味はない。あるのは欲望だ。欲望があるからバラはバラらしく花を咲かせている。」という名言があるように、カメのようにこつこつとやるのではなく、ウサギのように生きたほうが、途中で欲望を持ちやすいと僕は思う。だから、僕はウサギのように生きたい。

   講評   mae

 完成度の高い清書に仕上がりました。八月もこの調子で頑張っていきましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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