対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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動物の工夫 さくら
筆者はアオムシがキャベツの葉をすさまじい勢い(いきお )で食べながら、ポトリポトリと緑色のまるい大きな糞(ふん)を落としていくのを、感心しながらながめていた記憶(きおく)がある。消化されないセルロース(せんい素(そ))をあれだけ食べれば、立派(りっぱ)な糞(ふん)をどんどんと出していかなければならないのだろう。葉を食べるということは、ずいぶん効率(こうりつ)の悪いことなのである。小さい哺乳類(ほにゅうるい)は、体重あたりで比べれ(くら )ば、非常(ひじょう)に多くの食べ物を必要とするから、栄養価(か)の低い葉っぱだけで生きていくことはむずかしいのだろう。ウシやヤギのような反すう動物はいくつもの部屋に分かれた大きな胃袋をもち、この中に単細胞生物やバクテリアを共生させている。これらの共生微生物にセルロースを分解させて、それを自分の栄養にする。だから、同じ草を食べるといっても、細胞質だけ食べてあとは捨てるのとは状況がまったく違う。 わたしは、学校でアゲハとモンシロチョウを飼ったことがある。アゲハはみかんの葉を、モンシロチョウはキャベツの葉を、どちらもまるで多量のゴミを吸い取る掃除機のようにものすごい勢いで食べていた。
人間も年齢によって食べ物の好みがちがう。例えば父や母は「砂糖入りの紅茶と砂糖が入っていない紅茶だったらどっちがいいか。」と聞かれたら必ず「砂糖が入っていない紅茶」を選ぶが、わたしは「さとうが入っている紅茶」を選ぶ。
わたしは、動物というものは工夫されていきているのだなと思いました。
講評 jun
似た話を二つ書くことができましたね。たとえも上手です。
最後の感想は「わかった」という言葉を使ってまとめてみましょう。
▲要約の後は段落をかえてね。
▲最後の文だけ敬体になってしまったので注意しましょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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