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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   最近、と言っても   やじま はるお

最近、と言っても大分前からのことだが、ラジオの音楽番組の解説者が、金曜の夜などに番組が終わる時「では皆さん、よい週末をお過ごしください」といったあいさつをするようになった。このような、一昔前だったら誰も言わなかったようなあいさつを日本がするようになったのは、海外との接触が飛躍的に増えた結果、あいさつの習慣を、日本人が進んで取り入れた結果、起こった言語表現上の変化なのである。また、あらゆる面で伝統的な日本文化とは異なる欧米の文化を、明治の開国とともに一気に、しかも広範囲に輸入し消化するとき高度の文化文明を簡潔に表現する力をすでにもっていた漢字という言語要素が日本にあったということは、幸運なことといわねばならない。
 その理由としては、第一に他人のよいところを全く受け入れないのでは幅の狭い人間になってしまうからだ。例えば、私はバトミントンを習っているが確かにいろいろな技を取り入れないと相手には勝てない。どんなに打つシャトルが良くても勝てない。だから私たちは技を取り入れ相手と対等に戦うことが良いと思う。
 また第二の理由としては、ただ入れるだけでは自分の良さがなくなってしまうからだ。また話はバトミントンに戻るが、みんな同じ型のスマッシュの仕方では「変」というより、「笑ってしまう」。みんな同じ順番で、同じ技を出したら「笑う」とういうより、気持ちが悪い。
 確かに、自分のやり方を押しとうすこともときには大切だ。しかし「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」というような名言があるように自分なりに消化してから何かを取り入れ、自分を高めていくことが必要だと思う。

   講評   hira

 はるおさんこんにちは。よく頑張って書いてくることが出来ました! 四段落構成のポイントを押さえて書けています。おまけにバトミントンの内容、これは先生にとって個人的に興味があるのでなんだか嬉しく読みました(笑)。なんて、冗談は抜きにして、スポーツはこれから論理的に文章を書いていく上でとても役に立つ題材です。裏を返すと、作文を書きながらバトミントンについて振り返りが出来るので一石二鳥ですよ。
■第一段落 ● 是非の主題 (私はAがよいと思う)◎要約
 要約は流石ですね。これに続けて「自分なりに消化してから何かを取り入れていくことは良いと思う。」と是非の主題を入れておきましょう。
■第二段落 ● 複数の理由一 (…の理由は第一に) ● 体験実例
 「その理由としては、第一に他人のよいところを全く受け入れないのでは幅の狭い人間になってしまうからだ。」理由がしっかり述べられました。本当に職人さんの世界でも技は盗むものですね。誰かのプレイをいいなと思ったら、次の練習で取り入れていくというのはスポーツの基本ですよね。
■第三段落 ● 複数の理由二 (…の理由は第二に) ●ユーモア表現
 「また第二の理由としては、ただ(取り)入れるだけでは自分の良さがなくなってしまうからだ。」これもOK。体の大きさ、自分のプレイスタイルによって取り入れ方が違いますよね。先生の苦手はレシーブとショート、クロスカットなどの技系ですが(笑)、ここにこだわってばかりいると、思い切ったスマッシュが打てなくなり、自分らしいプレイが出来なくなることがあります。はるおさんも自分の強みを生かすスタイル構築が大切ですよね。
■第四段落 ● 反対意見への理解 (確かにBもよいが、しかしAが) ● 名言の引用 ( 主題に合わせて名言を引用する )● 是非の主題 ( 私はAがよいと思う)
 ここもよくまとめられました。この感じで書いていこう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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