対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2259 今日1542 合計6414
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   写真、撮れる?撮られる?   おくあ

 「ここで写真って撮れるよね?」・・・友達と普通に話しているときは、ら抜き言葉で話すことが普通になってきている。文章するときは、自然にら抜きにはなっていないというが、敬語で話しているつもりでも、なぜから抜きになっているときがある。例えば、「これって食べれますか?」こんな事を話した記憶はないが、もし話していたら、自分が、ら有り言葉で話していたとは思えない。ら抜き言葉のことを考えてみると自分がら抜き言葉で話している可能性がとても高いので不安になる・・・。が、昔から受け継がれている、ら有り言葉と、今流行りの(?)ら抜き言葉について考えたいと思う。
 新しいものが出てくるのは当然だ。新しいものをどんどん開発している人がいるのだからしょうがない。例えば、家庭で使う電気器具。冷蔵庫を例にあげれば、涼しいところに食品を保存しましょう!など言ったら今の季節は本当に大変なことになるだろう。他にも、洗濯機、音楽機器などがある。また、家のなかだけでなく、生活で使うものだとしたら、ルーズソックス…私は最近、はかなくなったが、小学校の頃はよくはいていた気がする。今でも駅でルーズソックスをはいている高校生らしき人は時々みかけるが、最近の流行りは普通のハイソックスなのではないだろうか…。ルーズソックスに対しては、今まで見たことのない靴下として、学生にとって新鮮なスタイルで良かったのではないだろうか、また、学生だけでなく、この間学校に来ていた歯医者の衛生士の女の人が、歯医者のエプロンにルーズソックスだったのはびっくりした。流行りというものは年代に関係ないのかもしれない。しかし、70歳くらいのおばあちゃんがルーズソックスをはくのはありえない(笑)。他には、茶髪。周りの人々を見てみても、髪の毛を染めている人はとても多いと思う。自分でも、大学生になったら髪の毛を染める!!と考えている。大学生になる前に染めている人もたくさんいるが、それは自分に似合えばいいのではないのだろうか。
 しかし、古いものも大切だと思う。最近、略語が多くなってきているが、この間驚いたのは、「ぱねぇ」という言葉。はんぱねぇの略だそうだが、さすがにぱねぇはおかしいだろうと思った。あまりにも真面目な人が使うような言葉ではないと思う。他に、テレビで言っていたのは、バーベキューの略語、BBQ!!確かに、書けば略語だが、言うと、バーベキューは6文字なのに、BBQは、7文字なのだ。こんなの略しないほうがいい。このようなことを考えていくと、古い言葉も大切だと思う。また、昔から伝わっているどこにも載っていないような習慣は、昔のまま受け継いだほうがいいのかもしれない。どんどん新しいものを使っていくのも大事であるが、この場合は古いほうが役に立つと思う。
 確かに、新しいものを取り入れていくことも、古い良いものを大切にするのも大事だが、一番大切なことは、「出来上がった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である」という言葉があるように、言語を使う人間の意識の高さである。

   講評   inoko

 おくあさん、こんにちは。
時の流れは速く、変化のスピードは驚くほどです。ルーズソックスは、確かに都市部では珍しくなっていますね。茶髪の例もおもしろい。今では、髪を染めるのは当たり前のことですが、私が大学生の頃は、ほんとうに珍しいことでした。そんな時代なのに、軽く栗色に染めていた私は、いつも不良呼ばわりでしたよ。( 真っ黒な髪の色だったので、印象を柔らかくしていただけなのに……。) 略語については、お電話でも話しましたが、もう呆れるのを通り越して、ただただ感心するばかり。でも、「ぱねぇ」に至っては、もう意味が無いような気がしますが。
☆ いつもながら実例の挙げ方がうまく、話の広げ方がおもしろいですね。言葉に限らず、私たちの周囲には、この手の話がいろいろあることをあらためて感じました。さて、「らぬき」の次は、何が認められるのでしょうか。



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)