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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本人にとってお米とは   マッチー

 ケーキミックスは大ヒットした。アメリカ国内で売りつくすと、ヨーロッパやオーストラリアにも進出した。そして次の有望な市場として日本に目が向けられた。ところが、ケーキミックスは日本の市場では完全な失敗だった。日本の食文化におけるお米の重要さはいうまでもない。ライスカルチャーともいわれる日本文化の中でお米は純粋さの象徴なのである。ごはんを炊くのと同じ器でケーキを作るとバニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないか。日本の主婦がひっかかったのはそこだった。(要約)
「一粒のお米には七人の神様がいる」というのを聞いたことがある。我が家でもごはんを食べた後お茶わんにご飯つぶが残っているときれいに食べるよう注意される。おかあさんが子供の頃はごはんを食べ残すともっと厳しくしかられたらしい。ぼくたち日本人はそれほどお米を大事にしてきたということである。また昔農民は年貢としてお米を領主に納めていた。だからお米はまるで今のお金と同じようなものである。(たとえ)
 ぼくの家には田んぼがないので実際のお米作りがどれほど大変かは実感としてわからない。でも毎日食べているごはんは、やはりなくてはならないものだ。お米、ごはんについて面白いエピソードをおとうさんから聞いた。それは新婚旅行の時だった。1週間のヨーロッパ旅行で出てきた食べ物といえば、ステーキ、スープ、ポテト、などそれも味の濃いものばかりで最初はどうも思わなかったが3日目にはだんだんうんざりしてきたとのこと。5日目に初めてフランスのTGVの車内でおにぎりのお弁当が出て涙がでるくらいにおいしかったらしい。それまでこんなにごはんがおいしいと思ったことはなかった。やはり自分は日本人だと実感したというのだ。(聞いた話)ぼくはそれを聞いて食べ物というものは最も身近で基本的な文化なんだなと思った。さしずめ、おむすびがむすんだヨーロッパの地と日本人の心といったところでしょうか。(ユーモア表現)
 「三つ子の魂百まで」ということわざがあるが、幼い頃からの風習や習慣は簡単には変わらない。また文化は理屈を超えた力を持っていて、人間の行動に影響をおよぼすものである。日本人にとってお米とは長い歴史のなかでつちかわれた食文化の中心でありこれからもそうあり続けるだろう。(一般化の主題)


   講評   yama

 こんにちは。オリジナルには入っていなかったユーモア表現が光っています。すばらしい清書ですね!


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