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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   リベンジをかけいざ出陣   かかおとおかか100%

「カキーン!」<書き出しの工夫>
 八月二日に第三十八回全国少年野球大会が開催された。関東とは違う暑さ、その上風が暑い熱風なのだ。こんなに悪いコンディションの中で試合をするのかあと皆思ったに違いない。チームの中では、僕以外そんなことは考えずに開会式の球場をでっかいなあと目をまん丸にして見ていた。その目は、まるで満月のように丸かった。<体験実例>
 開会式が終わるとすぐに第一試合会場を移動して試合を行った。その日の相手は、愛知県代表のチームだった。先発投手は僕で、捕手は、僕と一番仲の良い選手だ。一回、一番、二番、三番がランナーで出て四番の僕が右中間を突き破る走者一掃の三塁打で波に乗ると打者一巡の猛攻で四回コールド勝ちを収めた。二回戦、三回戦連投して僕が投げつづけたが三回戦の時点で全部コールド勝ちなかなかの成績だなあと感心していた。(笑)準々決勝さすがに疲れが出たのか五対三だった。五回に僕の中越しツーランホームランを放ちこれが決勝点となりゲームセット。今までコールド勝ちをしていたから今回は、ちょっと疲れた。翌日準決勝朝早く起こされちょっと辛かった。朝僕は、いやな予感がした。なぜならみんなの顔色がすぐれなかったからだ。でも僕は、余り気には留めなかった。でも試合の立ち上がりは、結構良かった。一回に僕の右中間を突き破る二点タイムリーツ−ベースなどで、三回まで三対〇とリードしていた。しかし今まで好投していたはずの僕が四回の投球練習のときに交代させられセカンドヘ移った。僕は、がっかりしていた今まで抑えてきたのにどうしてだろう心の中がもやもやしていた。そんな中でも回は進行する。五回二番手投手を攻略した相手は、三対三の同点にしてきたのだ。そして最終回。二死、二、三塁。二ー二と打者を追い込んだが五球目ど真ん中に入った球は、飛びついて捕ろうとするセカンドの僕の横を抜けてゲームセットさよなら負けをした。皆泣いていた。でも僕は泣かなかった。なぜならいろんなひとを慰めるために。中には四年生も泣いていた僕達のせいだ。あの時僕が捕っていればとすごく悔やんだ。
 今は、もう皆あのときの事をバネにして頑張って練習に取り組んでいる。絶対僕達は、あのときのことを忘れない。でもその事をいつまでもくよくよしないで前を向いて前進するのだ。人間にとって、さよなら負けまたは、悔しかったことをバネにして次に望んで欲しい。そしていつかリベンジ出来る機会があったら絶対勝って戻ってくるそれがリベンジだと僕は、思う。

   講評   jun

 題名も書き出しもかっこいいね! 炎天下での試合の様子を熱く書いてくれました。「飛びついて捕ろうとするセカンドの僕の横を抜けて……」というところでは思わず涙が出そうになりました。泣かなかったいぬま君はすばらしいです。このとき、いぬま君の心の中にはさまざまな思いが交錯していたのですね。
 大きな痛手となるような出来事こそ、強いバネになるものです。リベンジ、がんばってください!

▲「人間にとって」で始まる一文はもう一工夫。清書するときは、この一文をかっこよく決めてみよう。
                             

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