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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   子供のころに道に   ゼニガメ兵

 子供のころに、道に迷わなかったのは、どうしてでしょうか。最近の散歩コースで、その裏返しのような体験をしました。それは、ほとんど毎日のように散歩するコースの一つで、決して迷うような道ではありません。ところが、ある日、ほんの短い時間でしたが、ふと自分が今どこにいるのかわからなくなったことがあったのです。そんな考え事をしていて、上の空だったこともあるのでしょう。道を曲がった正面に、工事中の家があったことを思い出しました。しばらく、その辺りにこなかったため、その家が完成していて見違えるようになった事に気付かなかったのです。外から入ってくる情報は、どんなものでも言えることだと思いますが、正しく使いこなしてこそ、その真価を発揮します。逆に、自らの経験によって手に入れた情報は、文字通り身に付いたもので、無意識のうちにも行動に繋がっていくものだ。その意見は二つ言える。
 意見一つ目、他人の情報を利用する事は大切だ。僕の場合、初めてきた場所では、必ず地図を見て行動している。とくに、むっちゃ広い場所や、面積としては狭いけど、たくさん人が集まってくる場所に、よく地図を見ている。なぜかというと、迷子を避けるためや。そうならへんためにも、他人が描いた地図は特に重要や。初めて来た場所や、今にも逸れそうな場所は、地図を見たほうがええと僕は思う。まあ関西弁で言うのも何やけど・・・。<複数の意見A>
 意見二つ目、しかし、自分の経験から得た知識を生かすことも大切だ。自分だけ知っていて、他人が知らん場所、とくにそういう所は、自分の経験が生かしやすい。僕の場合、夏休みで必ずやる、お台場冒険王は知ってるけど、友達が知らん。ある日、その冒険王へ、友達と行く事になった。当然友達はその冒険王なんて知らない。そこで、前に行ったときの僕の経験が生かせれる。見かけやお楽しみが大きく変わっていても、場所は大して変わってない。そう考えておけば、迷子になんかなるもんか!友達に「これはオススメ!」っと薦めることができると思う。迷子の保障は無いけど・・・。(苦笑)<複数の意見B>
 確かに、他人の情報を活用していくことも、自分の体験で方法を見出すことも、どちらも大切だ。しかしもっと大事なことは「理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある。」という言葉のように、その方法をうまく利用していく事である。今、大ブレイク中の芸人、犬井ヒロシ風(知ってる人おる?)に言うと、「他人の情報を手がかりに先へ進むか、それとも、自分の知ってる情報を手がかりに先へ進むかは・・・自由だーーー!!!」ていうふうに言える。後、「・・・でもどっちの情報も間違ってて、後で間違いに気付いてしもうたら、もう赤っ恥やで!」なんて事は無いように。

   講評   yama

 こんにちは。情報が溢れかえっている現代では、それをどう扱うかが重要な問題になってきますね。また今回の長文にあったように、経験から知識を得るという経験をもっと大切にしていく必要もありそうです。

<第一段落>うまくまとまっていますが、要約の部分だけ敬体(です・ます)になっているのがもったいないですね。感想文を常体(だ・だった)で書くのであれば、たとえ長文が敬体で書かれていても常体に直しておきましょう。
<第二段落>一つ目の意見は「他人の情報を利用することは大切だ」ですね。今回実例に挙げてくれたような、初めて来た場所で地図を利用するなどは、とても有効ですね。
<第三段落>二つ目の意見は「自分の経験から得た知識を生かすことも大切だ」ですね。第二段落と同じ種類の「情報」に関する実例になってしまっているのがもったいないですね。長文にあった「地図という文化をもったことによって、かえって迷う可能性が高くなった」と矛盾してしまいます。こちらでは、自分が試行錯誤しながら勉強方法をあみだしたなどの実例があるとメリハリがつきますよ。
<第四段落>総合化の主題はばっちりきまっています。ユーモアいっぱいの結びも最高でしたよ!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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