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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自己家畜化   おわせ

 人間は自らを飼育し、家畜化−−自己家畜化している。人間は、人間自身を飼育しているのではないか。人を生物の一種とみなした場合、個人レベルではなく、人間自身がつくった社会システムに依存して暮らしている点からである。人間は自らで飼育し、馴化している。自己飼育、自己馴化である。ここでいう自己とは、個々の人間の行為の上での自己ではなく、ものごとの自己発展の上での自己である。現代の青年や子供は、座敷イヌと類似している。私はある程度の自己家畜化は必要だと思う。
 一つ目の理由は、多少の自己家畜化規によって、規則正しい生活をし、一日一日を有効に使うことが出来るからだ。私はよく、学校が休みの日に、遅くに起きてしまう。朝は遅くに起きたから、夜に眠れなくなってしまい、夜に寝るのが遅くなってしまい、また次の日の朝も遅くまで起きられなくなってしまう。というダラダラした日々を夏休みの前半に過ごしていた。私は母に、まるで動物園にいるようだ。と言われたことがある。後半はだんだん自分に厳しくし、朝は起きられるようになっていった。これが、自らを飼育する。ということなのではないのか。もし、自らを飼育せず、毎日を自分に甘く、したいことを、したいときにする。というようにすごしていたら、社会人として、認められない人間になってしまう。
 また、ふたつ目の理由としては、みんなが自由気ままにやっていたら、社会の決まりが保てなくなってしまう。電車の時間や、お店の時間などが毎日適当にきめられていたら、大変だ。皆会社にいったり、いかなかったりしてしまう。(笑)そうなると、社会は成り立っていかなくなってしまう。私は、仙台に何度か行ったことがある。何度か団体の観光で行ったにだが、そのときのことはほとんど覚えていない。それよりも、家族で次はどこに行くかを決めて行った旅行の方が覚えている。
 確かに、人間には自由も必要だ。しかし、「人はその制服の通りの人間になる。」という名言があるように、私たちは、社会のシステムに合わせて生きていることで、社会の一員になることが出来るのだと私は思う。

   講評   jun

 二つの理由それぞれに具体的な体験実例を挙げたところがとてもよいです。二つ目の理由の体験実例は、もう少し説明を加えるとよりわかりやすくなりますよ。
 結びの段落もうまくまとめましたね。反対意見に対する理解を示した部分にもう一言付け加えると他の段落とのつりあいが取れるようになります。

 

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