対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然   ヨッチー

 ラップランドの夏の森に一歩足を踏み入れると、まず最初に出迎えてくれるのは、美しい若葉の緑でもなく、色鮮やかな草花でもなく、実はおびただしい数の蚊やブヨの大群なのだ。蚊たちはこの夏の短い間に、必死で生きて子孫を残そうとしている。夏の森に侵入してきた私の肉体から血を吸い取ろうとするのは森の自然の摂理そのものなのだ。私が感じるかゆさもまた森が奏でるシンフォニーの一つかもしれない。僕もこのように、自然の一員であることを自覚して生きて行きたい。
 そのための第一の方法として、すべてのものが助け合って生きているということを知ることだ。理科で「食物連鎖」というものをならったが、やはりそれがなければ、人も生きていけない。蚊など、人間が嫌う虫もいなければならない。蚊をもう少し大きい虫が食べて、それを草食動物が食べ、またそれを人や、肉食動物が食べる。そしてその死骸をハエや蚊などの虫が食べるようになっているからだ。だから、もっと他の生き物に優しくなりたい。
 第二の方法として、地球自体を大切にしていくことだ。地球には、多くの資源がある。しかし、その資源には限りがある。実際に専門家の調査では、僕たちが大人になった時には、石油がほとんどないという。今、バイオエタノールの開発や、ハイブリットカーの開発が進んでいるが、それだけではダメだ。もっと一人一人が、今地球で起こっていることを自覚しなければならない。ぼくは、地球温暖化防止のために、クーラーの温度を高めにしたり、塾は少し遠いけど、自転車で通っている。まだまだいろいろと出来ることはあると思うので考えていきたいと思う。
 確かに、快適に暮らしていくことは大切だ。しかし、「自国に対する称賛が、他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない」という名言があるように、快適さを求める前に、他の生き物や、資源のことを考えていかなくてはならない。そうすることで、こそ、本当の快適さを得られるのだと思う。
 

   講評   kamo

 進級テストということで、忙しい中急いで送ってくれたね。お疲れ様、がんばりました!
<構成>
 いつものとおり、しっかりした組み立てで書いてくれました。複数の方法も、それぞれいいバランスで書けたね。
<題材>
 両方の方法の中に、体験実例を入れられました。特に第一の方法の中には「理科で「食物連鎖」というものをならったが」の一節だけだったけれど、これがあるだけで、グッとよくなっているよ。第二の方法の方でも、より具体的に書けていて、全体の中では短い文章だけれど光っています。
<表現>
 名言の引用がよくできたね。
<主題>
 反対理解を入れた上で、自分の意見=生き方がいい形で書けていました。よくまとまっていて表現も上手です。
 項目・字数ともクリアして、進級テストは合格です。おめでとう!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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