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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   判断   くろーばー

 自分で判断し決断し行動する。実に簡単なように見えて、意外と難しいものだ。主体的に判断して行動したいという欲求を除けば、集団や他人に依存してしまいがちになる。最近の若者は『指示』されることを好み、マニュアル願望であることが多いと言われる。優柔不断といったレベルではなく、自分自身の決断自体を放棄しているのだ。何らかの課題を与えればそれなりの仕事はするものの、『テーマ化された指示』がなければ行動することすら出来ないという状態なのである。
 一つ目の意見Aとしては、自分で判断し、決断していく事は大切だ。自分がやりたい事を自分で選んでやり、自分の食べたい物を自分の好みで選択して食べる。無論それは当たり前のことで、わざわざ確認する必要すらないのだが、実際に現代っ子と呼ばれる若い世代の人々はその常識に思われていることが出来ないという事態になりつつある。自分が考えて導き出した考えそのものに従って行動しないと、最終的に後悔する結果になることも少なくない。例えば、学校で多数決をとる時に自分がいいと思ったほうに挙げた方が自己主張にもつながるし、曖昧な理由で違う意見に賛成していた人が動き、自分が良いと感じたほうに決まることもあるかもしれない。それに、自分が食べたいものと他人が食べたいものが必ずしも一致しているとは限らないし、他人に振り回されてばかりだと満足感がえられなくなってしまうと私は思う。
 二つ目の意見Bとしては、他人の意見を取り入れることも大切である。自分一人だけの考えだけに執着せず、他の人の提案を取り入れるとよりよい結果が生まれることがある。様々な人の意見を聞くことでまた違った価値観を得られるし、視野が広がり、世界も広がったように(!?笑)感じられるだろう。自分が思ったことだけを信じて聞く耳を持たないと折角のチャンスを逃してしまったり、デマを本当だと信じて『なに言ってんの?』的な目で見られることもあるだろう。
 確かに自分の判断で物事を進めることも、他人の意見を取り入れながら進めることもどちらも重要だと思う。だがしかし、『始めることも大切だがやり遂げることのほうがもっと大切である』という名言があるように、どちらにしても一度決めたことを最後までしっかりとやり通す、やり遂げるということが真の目的なのではないかと思う≪総合化≫。

   講評   kirara

 決断力のある人って、かっこいいですよね。私はけっこう優柔不断なので、決断力のある人と一緒にいるのが楽です(^_^;)
 <<こうせい>><<だいざい>>この二つの意見をみると、どちらも大切なことですね。学校の中でも、何かを決めなければいけない時はたくさんあります。くろーばーちゃんも、どのような判断をするのか、その時その時で考えていることでしょう。実際に自分がこんな体験をした、ということがあったら、それを書くといいですね。
 <<ひょうげん>>一度決めたことに責任をもつべきだ、ということを教えてくれる名言ですね。
 <<しゅだい>>名言にもあるとおり、せっかく「こうだ」と決めたことを途中で投げ出してしまっては、意見のAでもBでも関係なくなってしまいます。とても自然に総合化ができました。


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