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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   地域社会   あにせ

 二年前、「騒音おばさん」が問題になった。近隣への激しい嫌がらせにより向かいの住民が体調不良を訴え、障害容疑で逮捕された事件だ。このような地域トラブルは最近増えている。その背景には、地域でのコミュニケーション不足があるような気がする。あまり耳にしなくなった町内会や地域での活動は、ご近所とコミュニケーションを取ることのできる機会であったのは確かだろう。それが少なくなった今、近隣とのコミュニケーションはあまりはかれていないのではないか。だから地域トラブルが増え、それを自分達で解決できず裁判に持ち込むようになってしまったのかもしれない。私は、互いに理解をし合い当事者同士で問題を解決していくべきだと思う。
 そのための方法として第一に、日頃からのコミュニケーションを怠らないようにすることだ。そうすることによって互いをよく知り、信頼を深めることもできる。母はたまに、同じマンションに住む方と立ち話をしている時がある。また私も、マンションで人に会った時には明るくあいさつするよう努めている。そのような普段からの近隣とのちょっとしたコミュニケーションによって、今のところ問題は特に起きずに生活している。(笑)本当に些細なことだが、このようなことの積み重ねが信頼を築いていけてるのだと思う。
 また第二の方法として、地域での催し物を積極的に開催、参加することだ。よい地域社会を作り上げていくために、地域の人々が積極的に行動できるような雰囲気を作ることも大事なことではないか。会社や学校での社会にしか所属していない人が増えている今、地域社会にも所属し色々な社会で生活していくことも人生において必要なことである。そのような経験が、自分自身にも役に立つことがあるかもしれない。
 確かに、第三者の意見によってはっきりと結果を出すことは簡単なことだ。第三者の意見ということで公平でもある。しかし人間関係の問題についてはお互いで解決することがその後根に持つこともなく穏やかにいくと思う。地域社会とは一目置くようなものではなく参加することに意味のあるものである。コミュニケーションを十分に取ることでスムーズに問題解決へと結びつけることができるはずだ。だから私は互いをよく知り信頼関係を築いた上で問題を解決していくべきだと思う。

   講評   nane

 書き出しの実例がわかりやすい。
 全体の構成のバランスがいい。このように同じぐらいの分量で段落ごとにまとめていくと、全体が読みやすい印象になるね。
 「域社会とは一目置くようなものではなく参加することに意味のあるものである」は、おもしろい名言(笑)。「一目置く」というところが。

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