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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   けんかの見方   かすみ

私がよくけんかをする相手は母であることが多い。母の方から怒ったり私から怒ったりと理由も様々である。けんかは大体気分が悪くなり、後味も悪いけれど、けんかをするという行為は人間にとって決して悪いことではないと思う。ある意味生活の中で必要なものかもしれない。
 その一つの理由として、けんかをすることで自分自身のことを見つめなおす機会をもつことができると思うからだ。けんかをしている最中は自分の意見を通そうとするが、後から落ち着いて振り返ってみると自分自身で反省しなければいけないなと思う点がでてきたりすることがある。私も母との言い合いで、私の日ごろの態度に関して注意を受けたとき、私は私のやり方があると反発をしたことがある。しばらくの間はずっといらいらしていたが省みる時間ができて自分の日常生活を振り返っていろいろ考えさせられることがあった。けんかで相手の率直な気持ちを聞くことで、自分自身も素直な気持ちになって色々と見つめなおす機会になったりするのだ。
 もう一つの理由は、日常生活のなかでけんかを経験しておくことで、ストレスの解消法をいろいろと検証することができることだ。
社会へ出たらストレスがたまりやすいことを考えると、その時に自分にあった解消法をすでに見つけておくとだいぶ楽になると思う。10代の男性のストレス解消法はカラオケ、テレビゲーム、ビデオ鑑賞。女性はカラオケ、食べる、長電話、とあるようにある程度解消法を持っている。けれど、これらを見つけられたのも普段のけんかなどがあってのことだ。つまり今私たちがするけんかは社会へ出たときのための訓練であるとも考えられるのである。
 けんかの中にも確かに無意味なものや妄想から生じて人を傷つけてしまうものも多くある。こういったものはもちろんできれば避けていってほしい。しかし、一人の敵もつくらないものは、一人の友も持たない、とあるようにけんかをすべきと判断したときには自分の気持ちを抑え良い顔をするのではなく自分の意見をきちんと伝えることの大切さを確認し、口論することを恐れてはいけない。そしてまた、けんかは悪いことばかりではないということを自分の経験から考えてみるといいかもしれない。

   講評   kira

 もっちいさん、こんにちは。「是非の主題」に入りました。いろんなテーマで意見を挙げて、複数の理由で裏付けていく方法です。
 まず、話題づくりの段落ですが、ここは場面設定をして自分の体験を書くとか、テレビのニュースの話題を紹介すると言った感じで、もう少しくわしく書いていけるといいね。けんかは不快感をもたらすことを表現してみよう。そして「けんかは良い」という主題の文ははっきり書こう。
 けんかの良いところはまず、自分を見つめなおすことができるからですね。けんかの後の時間が貴重なんだね。いろいろな視点でものをみることができるのですね。
 もうひとつは、けんかのおかげでストレス解消ができるというものでした。たいへんプラス思考でいい理由ですね。ぱーっとけんかできる人のほうが、ストレスとの付き合い方も心得ていて健康的というわけです。データ実例もぴったりのものが見つかったね。ここは、数字も入れるといいです。一位、二位のように。
 まとめはお見事です。反対意見への理解も、名言も効果的に入りました。よりよく生きるために、摩擦を避けてばかりではいけないのですね。

★「私がよくけんかをする相手は母であることが多い。」→「よく」と「多い」が意味的に重複しているね。


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