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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   情報、知識、知恵   えひな

 何でもよく知っていて、次から次へと、どんな問題についても、よく話をする人がいる。じっと聞いていると、はなしている内容は、ほとんどが新聞や雑誌にでていたこと、あるいはテレビで誰かがはなしていたこと、つまり「情報」なのだ。「知識」というのも「情報」に似ている。「知恵」というのは、ちょっと違っていて、「知恵」がある人はものを自分の頭でじっくりと考えているかいないか、の違いではないかと思う。この3つのなかで最も大切なのはもちろん「知恵」である。「知恵」というのは、最長距離を歩んでこそ、得られるものであると思う。
 たしかに、知恵は大事だ。私は、今バレーボール部に入っている。いつも、先生に「ここがだめだ。」「それがいけない。」など注意されている。一つ一つの言葉は厳しいが、すべて自分のものになっていると思うと、頑張ろうとやる気がでてくる。いっぺんにすべてが上手くいかないけど、一つ一つクリアしていくとどんどん自分に自信になっていくのが感じられる。その繰り返しをしていると、だんだんうまくなってきて、試合でもうまくいったりする。そういうときは、本当にうれしい。私は、これを知恵というと思う。これからも、どんどん知恵を増やしていきたい。昔話でも、同じようなことがある。姥捨て山という昔話を知っているだろうか。この話は、親孝行の息子がいた。その国では、年寄りは山へ捨てるのが決まり。しかし、息子はそれが出来ず、家にお母さんを隠してしまう。その国に隣の国の殿様から問題をだされた。国の人は誰もわからなかったのだが、そのお母さんさけはわかったのだ。そして、隣の国の殿様は「こんな難しい問題ができるものが居る国に戦争はしかけられない。」と言い、その国は救われたのである。その時から、知恵をたくさん持っている年寄りを大事にしようということになったのである。やはり、知恵を持っている人はすごいなと思った。
 しかし、その基盤となる情報も大事だ。私の友達でとても芸能界にくわしい子が居る。その子の話は私が聞いたこともないような話ばかりで、とてもおもしろい。内容的には、深くまで追究されていないが、相手をあいきさせない情報もいいとあらためて思った。私の情報量はとても少ないが、その友だちの話を聞いて知識を増やしていきたい。
 しかし、最も大切なのは「人間は強くなるほど素直になれる」という言葉があるようにどんどん知恵を増やして、その知識や情報を人との関わりに良い方向として生かしていくことだと思う。


   講評   huzi

 知恵のある人は最長距離を歩んできたからこそ。この考え方に、「なるほど」と感心しました。知恵があるなら、最短距離を要領よく行くのかと思っていたからです。ehinaさんはどう思いますか? もう少しよく考えてみると、知恵のある人は、最短距離で結論を出そうとせず、自分の頭でさまざまな方法を探ることができるのですね。
  【昔話実例】をうまく取り入れることができましたね。【1000字】をクリアするのに貢献できたでしょう(笑)。【体験実例】に「加える」形で、昔話を用いる方法を、これからも実行していきましょう。
  バレーボールの上達は、くり返しが大切なんだね。聞いただけでは、身にならない。失敗を重ねて練習してこそ。スポーツをする意味は、体を鍛えると同時に、知恵の習得にもあるんだね。
 「情報」についての段落がやや短くなったね。芸能界の話のほかに、「知っている」から楽しいし、得をすることはないかな?
 【総合化】は、きまりました。【名言】の中の「強さ」との関係をさらに説明できればいいと思います。

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