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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉の力   ロビン

ことばの生活には、ときどき、言いにくいことばが現れて、私たちのことばを、にごらせたり、曇らせたり、ゆがませたりする。言いにくさを押しきって言う声や姿こそ、おわびの真実があらわれて、相手の心を動かすのである。こういう類の言いにくいことばを本当に制服することができたとき、人間としての真実が開けていくる。(要約)
僕はこの話を読み、確かに人間は、絶対に、いいにくい言葉があると思った。僕には何度かそういうことがあった。四年生の頃、学校で、忘れ物をしたら、絶対に先生に言わなくてはならなかった。僕は宿題を忘れて、先生の所に言いに行った。そこで
「明日、絶対に持ってくるんだぞ。」
と言われた。宿題を忘れたらほとんどがこのせりふで、みんなは次の日に持って来るのだが、僕は次の日も、宿題を忘れてしまった。しかし言わなければならない。前に二日連続で忘れた人がいて、言うのがいやだったらしく、そのままにしておいてしまったのだ。知って行わざるは、知らざるに同じということだ。(ことわざ)人数が足りなく、誰かが嘘ついていたということになった。そして、全員が立ち、呼ばれた人から座っていくことになった。そして最後に残った人が出していない人となり、その人はひどく怒られた。こういうふうになりたくないため、僕は宿題を忘れたということをいった。するとギロッとにらまれたような感じだったので僕はかたまった。まるでカマキリがチョウをおそおうとしているときのようだ。(たとえ)そして理由などを言わされ朝からぐったりになってしまった。(体験実例)
母は仕事をしているのだが、相手の人が失敗をしてしまった時、出来なかった理由を先に長々話し、あやまる言葉がなかなか出てこなかったら残念に思うといっていた。誰にでも失敗はあるのだから、素直に言ってくれた方が誠意が伝わると話していた。そして何かをしてもらったら「ありがとう。」「ありがとうございます。」を付けるととてもいいんだよ。と教えてくれた。(聞いた話)
僕は、言いにくい言葉でも、勇気を出して言うとその後はお互いモヤモヤ感がなくなり、気持ちよく過ごすことができ、そして、人間として強くなれるということが分かった。(分かったこと)

   講評   mae

 宿題を連続で忘れた時の言葉…、「忘れました、すみません」は確かに言いにくいよね。前に二日連続で忘れた人が先生に言わなかったせいで大変な思いをしたことを知っていたロビンくん。その子の二の舞にならないように、と正直に言ったのですね。ギロリとにらまれてしまって怖かったようだけど(笑)、正直に言ったおかげで、そんなに大きなことにはなりませんでした。言いにくい言葉を理世くんは征服したことになるのではないでしょうか。言いにくい言葉をはっきり言えた時には、自分もすっきりするような気がしませんか? 朝からぐったりにはなってしまったけど、結果的には正直に先生に言えてよかったのではないでしょうか。そんなことをニ段落の結びに書けるといいですね。
 また、「聞いた話」でお母さんから聞いた話もよかったですね。言いにくい言葉をはっきり口に出すことは大人になってからの方がさらに難しいのかもしれませんね。そして「ありがとう」や「ありがとうございました」はなかなか口に出さなくなって来るのかもしれません。お母さんからいい話が聞けてよかったですね。
■主題(わかったこと) 「僕は、言いにくい言葉でも、勇気を出して言うとその後はお互いモヤモヤ感がなくなり、気持ちよく過ごすことができ、そして、人間として強くなれるということが分かった。(分かったこと)」すばらしいまとめです。やはり、この分かったことを生かすためにも、ニ段落で実際に自分の体験実例で、言いにくい言葉を口にできた時に、ぐったりしただけではなく、(ロビンくんの言葉を借りれば)モヤモヤ感がなくなったということを述べておくといいでしょう。

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