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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   お米のすごさ!!   カモミール

 お米とは国民の生きるための基本だったのです。もう一つ、大切なことがあります。水田もダムなのです。
 一番びっくりしたことは、何百年も前にふった雨が私たちの生活の中にいるかもしれないことです。だから、江戸時代にふった雨を口にしたということもありえるのです。お水がタイムスリップしたみたいでおもしろいと思いました。
 一年生の時に米作りをしたことがあります。田植え、草取り、いねかりだけで、一ヶ月に一回やったぐらいでした。でも、管理やお手伝いをしてくれるおじさん達がいました。お米ができるまでに漢字のとおり八十八もの仕事があるそうです。田植えは、足がぬかるみにはまって大変だったし、草取りはどろんこになって、いねかりは、かたくて手がいたくなりました。でも、そうして出来たお米の味は、いつも食べるお米とちがってかくべつでした。
 「今月のおこづかいよ。」
「わーい。ところで何これ?」
「お米よ。」
「えー!」
もし、お米がおこだかいだったらどうでしょう。わたしだったらこうです。お米ばっかりたまってもしょうがないし、お金のようにおいておけば、すぐかびが生えます。どうせ食べればすぐになくなるからお米がおこづかいなのはいやです。小さくてもらったという気もおこりません。けれどお金は、大きくてつやつやしていて、たしかにもらったという感じがするのです。
 江戸時代の人はお給料がお米だということをどうおもっていたのでしょうか?
「はい、今月のお給料だよ。」
「わーい。ねえ、お父さん、私、新しい着物がほしいんだけど。」
「わかった。じゃあ、お米を少し売るからそのお金で買いなさい。」
「ありがとう。」
こんな会話があったかもしれません。お米がお給料なのは当たり前の時代だったからみんな当然のことと思っていたのだと思います。でも、着物を買うのにお米を売ってお金を手に入れないといけないのはめんどうです。生まれたのが江戸時代じゃなくてよかったです。
 この話を読んでこう思いました。お米は食べ物としてだけでなく緑のダムとして、私たちの生活に大きくかかわっていると。最近は昔に比べてお米を食べる量がへっているそうです。水田がへったら大変なことになります。みなさん、お米を食べましょう。だから、今日もお茶わんに残っているお米をきれいに一つぶ残らず食べている私です。そして一言。
「おかわり!」


   講評   hira

「そういう手があったか!」江戸時代の人のお米に対する気持ちを会話で想像したのには正直びっくりしました。さすがカモミールちゃんです。自分らしさが光るいい清書が書けました!
「あっぱれ、カモミール。ほうびをとらすぞ。」(なんてね笑)
※10/29(月)は5週目でお休みです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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