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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   子供の不思議の世界   ゆっぴ

 「子供の世界は『ふしぎ』に満ちている。小さい子供は『なぜ』連発して、大人にしかられたりする。しかし、大人にとってあたりまえのことは、子供にとってすべて『ふしぎ』と言っていいほどである。」
母に聞くと、わたしは小さいころ、わたしの姉ほどではないが、よくいろいろな質問をしていたという。興味を示していたことでは、海などに行くとわたしは必ず海岸に転がるきれいな石を見つけ、家に持って帰っていたということがあったそうだ。わたしはいろいろなことを不思議に思ったり興味を持つということは大切なことだと思う。
 理由の一つ目に、エジソンなどのとても偉い人物は、小さいころからいろんな不思議を抱いていて、その不思議を大人になってから研究するということをした人がいることだ。もし、エジソンは何の不思議も持っていなければ、彼は大人になっていろんな研究に取り組まなかっただろう。エジソンのような偉い人物は他にもたくさんいる。例えば、アメリカのライト兄弟や日本の野口英世なども同じことを考えていたのだと思う。野口英世は、1歳のころにやけどを負い大きくなってから手術をしたときに、「医者」という職業に興味を持ち、将来自分は医者になりたいという夢ができ、医者になってたくさんの人々の命を救ったのだ。この野口英世に関しても、もし「医者」という職業を不思議に思い、興味を持たなければ、医者にはなっていなかっただろう。
 理由の二つ目は、長文に載っていたせみの話のように、子供の想像力を豊かにすることができるのだ。長文には、子供がせみはなぜミンミン鳴くのか母親に聞くのに対して、母親が子供と一緒になって考える場合と、「なぜって、せみはミンミン鳴くものですよ。」とか「せみは鳴くのが仕事なのよ。」と答えてしまう場合の二つに分かれている。まず母親が答えてしまった場合、子供は不思議に思ったことをすぐに口にするため、想像力をまだ働かせていないときに母親が答えてしまったため、子供は想像力を働かすことができない。しかし、母親が子供と一緒になって考えることによって、子供は「お母さん、お母さんといってせみが呼んでいるんだね。」というような答えを出すと、子供は自分が考え出した答えに満足し、想像力を高めるようになるのだ。
 いろいろなことを不思議にばかり思っていると、先に進めないのではないかという意見があるだろう。たしかに、すべてのものを不思議に思っていたら、何もできないであろう。しかし、わたしは、そのように考えるのではなく、逆に不思議があってこそ前に進むことができるのではないかと思う。もし、世の中が分かっている物だらけで、不思議なものなんてなかったら、世界はどうなっているだろう。わたしは、達成感や喜びを味わうときが極端に減るだろう。人間はさっきの男の子のように、たとえ科学的ではない答えでも、自分で考えて、ある理由を見つけ出すことによって、他には味わえない達成感や喜びが味わえるのではないかとだろうか。しかしそれが、すべてのことが分かっている世の中になってしまえば、そのような達成感や喜びは味わうことができないのだ。わたしは、たとえでたらめな答えでも、それを見つける想像力を大切にするべきだと思う。「行動するためには、多くのことに無知でなければならない。」という名言はそのことではないだろうか。
 わたしは最近、不思議に思うことがほとんどない。自分でもそれは良くないことだと分かっているのだが、なかなか不思議を見つけることができないのだ。これからは、身の回りのことを注意深く観察し、できるだけ多くの不思議を見つけることができたらいいのではないかと思う。

   講評   inoko

 ゆっぴさん、こんにちは。
風邪がはやっています。気をつけましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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