対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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美味な松茸 ミスターカービィ
「いただきまーす。」
ぼくは、大好きな松茸ご飯を口いっぱいにほうばった。僕の心は、上機嫌だった。
この作文を読んでいる読者にも、好きなだべものがあるだろう。ぼくの一番好きな食べ物は、秋が旬の松茸だ。なぜ、ぼくが松茸をすきかというと、松茸を食べた時のこりこりとした食感、そして、松茸のいい匂いが大好きだ。「万葉集」の中に「香りマツタケ 味シメジ」と書いてあるように、マツタケは、独特のにおいが特徴だ。しかも、松茸は、日本を代表するキノコの一種で、焼き物やお吸い物にも入れるほど、なじみ深い食べ物だ。
松茸は、松茸ご飯や茶碗蒸しに入れても、合性は、抜群だ。ぼくは、松茸を使った料理の中で、栄養満点でとても美味な「松茸ご飯」が大好きだ。松茸ご飯は、ハーブのようないい匂いと、ご飯と松茸のマッチが最高の一品だ。
ぼくは、母から僕の祖母がくれる松茸について話を聞いた。僕の祖母は、民宿をしていて、偶にまつたけをくれる。この偶にというのは、本当にたまーにで、めったにくれない。しかし、僕の従兄弟達には、毎日のように上げているのだ。この前、祖母とレストランに行ったとき、去年僕たちには、くれなかったのに、祖母が、
「去年山ほど取れたのに、今年、全然ないなー。」
と、言っていたことにより、祖母のうそが発覚したそうだ。ぼくは、母からこの話を聞いて、何で平等にしてくれへんのかな、と腹を立てた。
最近、松茸の生えている山が少なくなっているため、松茸がほとんど輸入になっている。なぜ、輸入に頼ってばかりなのか。このままでは、美味しい松茸が絶滅してしまうのではないか。だから、もっと山を増やして、松茸を増やしたい、と思った。
「ごちそうさまー。」
僕の心は、まだ上機嫌だった。
講評 kira
ミスターカービィくん、こんにちは。松茸が好物なのね。日本の秋ですね。
● 書き出しの結び/作文
おいしくいただいて、心も上々ですね。食べ物は、もちろん身体の栄養なのですが、心も元気になるのがすばらしいですよね。
● 前の話聞いた話
松茸のおいしさは、なんといっても香りの良さですね。言葉をつくして表現できました。「香りマツタケ 味シメジ」は、古くからいわれていることわざのようなものですね。万葉集の中にあったかな。松茸がはじめて文献に登場したのは「万葉集」だそうですね。そのくらい古くから愛されてきた食べ物なのです。
おばあちゃんは松茸を自分で収穫できるところに住んでいるのですね。いいなあ。この時期、あこがれの的ですね。でも、おいしいものはたまに食べるから、よりおいしいということもあるかもしれないね。
● たとえ● ことわざの引用
「香り松茸味しめじ」がことわざになっていますね。また、「ハーブのような」と、いい香りをたとえました。
● わかったこと
おいしいものを育んでくれる山や自然を守って、日本の食を豊かにしなければならないとわかったね。自然から受けるものは、思うよりたくさんあるようです。
★「合性」→「相性」と書くことが多いですね。
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